こんにちは。
ローカルをオウエンする旅人 佐藤翔平(@tempurubato_yh)です。
…目の前に広がるひとの海。
熱気が会場の外にいるこちらまで迫ってくる。まるで正月のセール会場。
11月半ばともなるのに、Tシャツ姿の人もチラホラ。
…おそるおそる会場に足を踏み入れる。
ふと目をやると、
ブースにいるTシャツ姿のサラリーマンのおっさんに、サインを求めたりツーショット写真をお願いしている女性…
なんなんだこの世界は…
11/18 蒲田で開催された『第二回ウェブメディアびっくりセール』に行ってきた。
そこで考えた『芸能人は誰だ。』ということについて、現地レポートと共に書き残しておくことにする。
第二回ウェブメディアびっくりセール
ウェブメディアびっくりセールとは…
日本のよみものウェブメディアがあつまる展示・即売会。
ネットの中にいる人たちがリアルな本、グッズなどなどなどを会場で頒布します。
ざっくりとこんな感じの説明書きがHPにあった。
このなかのメディアを一つも知らないという人は少ないのではないだろうか。
そこまで詳しくない僕でも半分は知っていた。
参加メディア一覧をみると、控えめに言ってもカオスなイメージしか想像出来ない。(超面白そう!!)
中の人たちとリアルに対面する機会は早々ないし、良かれば話をしてみたいし繋がってもみたい。
数日前から、ハッシュタグ『#ウェブメディアびっくりセール』で呟いたツイートに反応してくれた出店者も多く、どんな出品があるかもタグを追っかけると事前に知ることができた。
できたーーーーー!!!! #ウェブメディアびっくりセール #ライター本 #目次にページ数入れるの忘れた pic.twitter.com/3WBjbguhpm
— たじー/ノオト(編集者) (@tajimarina0115) 2017年11月17日
なかでもこの『ライター本』。とても気になってしまい、行くなら絶対ほしい!!と思っていた。
元々は、そこまで行く気がなかったのだが、僕の住む京急沿いということもあり、満を持して重たい腰をあげた。
現場から
12時オープンのこのイベント。
開始30分ほどで現地に到着したのだが、入場規制かかりそうなくらい、人が多く熱気も凄かった。
半袖で来よう👕
こんなに人が集まるイベントだったのですね。ww#ウェブメディアびっくりセール pic.twitter.com/Waswz3ji7K
— 佐藤 翔平 / 移動する生き方。 (@temporubato_yh) 2017年11月18日
こんなに身動きとれないくらい人が多いとは。共通ハッシュタグでツイートする会場にいる人からは、『これから来る人は薄着で』というアナウンスが矢継ぎ早に続いた。
開場30分ちょいで完売しました🙇🙇🙇再販希望の方はご連絡ください~!(電子版など検討中) #ウェブメディアびっくりセール #ライター本 https://t.co/qkzgt9IggN
— 中道薫 (@nakamichikaworu) 2017年11月18日
買おうと思っていた『ライター本』めがけて(会場一番奥まで)まず突っ切ったおかげで、なんとか買うことができた。
100冊持ち込んで37分で完売したそうだ。
色々買っちゃった💓
『少数部発行のZINE・リトルプレスには、そこでしか買えない夢が詰まってる。』 (ドヤッ
『君はどう買うか』https://t.co/VP396ILl3G
だな。#ウェブメディアびっくりセール #ライターのなり方 #togetus#カップルきっさ pic.twitter.com/33fttlifP0
— 佐藤 翔平 / 移動する生き方。 (@temporubato_yh) 2017年11月18日
混雑はしていたものの、立ち読みをさせていただいたり、出店している方とお話をしながら、リトルプレスを数冊吟味して購入。
#TOCANA さんのババ・ヴァンガTシャツ、話を聞くたび かなり揺れ動いたなー。ブルガリアの予言者ということしか覚えてないけど。笑
他にも面白いものがたくさんあった。
デザフェスとコミケを
メディアで割った感じなのかな。笑#ウェブメディアびっくりセール pic.twitter.com/bbNhZ7vaAw— 佐藤 翔平 / 移動する生き方。 (@temporubato_yh) 2017年11月18日
ちからが抜けてしまうようなものや終始「???」なものも多く、想像どおりカオスな空間でした。意味のわからないものがたくさん売られていた。売るという概念が覆された。
こちらが今回の戦利品!! 合計1200円なり。
イベント概要や出店者一覧はこちらから。
芸能人は誰だ。
ブースにいるTシャツ姿のサラリーマンのおっさんに、サインを求めたりツーショット写真をお願いしている女性…
冒頭お話をした、会場でみた光景。
振り返ると、先日設営スタッフとして参加させていただいた逗子ブックフェアでも、これと同じような光景があった。
▼「君たちはどう買うか。」逗子ブックフェア 10代の自分へに参加して思うこと。
ここでも、編集者さんや出版社さんを前に、憧れのまなざしを向けたり、写真をお願いしている光景があったのをふと思い出した。そして、僕の眼もそうだった。
違いってなんだ?
「ただのオッサンと芸能人の違いってなんなんだ?」ふとそんな疑問が浮かんだ。
知ってるか知っていないかの違い、認知度や露出度の違い、ファン感情やその人に対する情報の違いだけで、
『ただのオッサン』か『憧れの対象か』は、各々が選択し創造している だけ の色眼鏡なんじゃないのか。
これって芸能人に向けるまなざしに対してもいえることだし、芸能人もただのおっさんとして見ることもできるなと、そんなことを思った。
数年前までは社会全体がTVというメディアに傾倒していたところがあったから、『TVに出ている人=芸能人』という認識が強かったけど、
今じゃTVをみない人も増えたし、TVに出ている芸能人よりも、YouTuberやWebメディアのライターの方が有名な場合も出てきている。
触れる情報や媒体によっては、『芸能人よりサラリーマンのオッサンの方が芸能人 』な時代になってきたのではないだろうか。
きっと、その人のことを『知っている(認知情報がある)』『分かっている(価値情報がある)』かどうかの差だけなんだ。
考えれば考えるほど、これって日常にあるあらゆるもの、価値をつける様々な事象に対する、根本的な部分のような気がしてくるのであった。
価値を感じる『情報』にこそ、
価値があるんだ…と。
おわりに
蒸し風呂状態のなかで、休日をイベントに返上して、汗をかきながらZINEや自分コンテンツを売っていた、サラリーマンの有名なオッサンたちに改めて感謝しなければならない。
みなさん、とても活き活きしてた。
たくさんの気付きをくれてありがとう。
ゆっくり出店者さんたちと話がしたかったな。
佐藤 翔平
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