【高知】四国最大級のクラフトイベント Villageに行ってきた。

サトウ

こんにちは。

ローカルをオウエンする旅人 佐藤翔平(@tempurubato_yh)です。

高知へ来た2018年2月。

初対面の何人かに「ヴィレッジ系だよねー。」という高知語を吹き込まれていました。

ヴィレッジってなんだ?!

…それがこのイベントとの出会いです。

それから3ヶ月、ついにヴィレッジを体験するときが訪れました。

Village 2018

ものづくり・クラフト作家とこだわりの食が一堂に会するイベントです

「ヴィレッジーモノと食 音が奏でる土日市ー」は、主に高知県内で活動している各種工芸など「ものづくり」の作家や国内外から参加いただいた個性豊かな工芸品や古道具などを取り扱うショップ、素材や調理方法にこだわりを持っている飲食店などを一堂に集め、発表と交流の場を提供しようとするイベントです。

約80店舗が参加した2013年5月の第1回ではのべ1万人の来場者があり、第2回以降は現在の鏡川・みどりの広場に場所を移しましたが、山内神社、鷹匠公園と徐々に規模が広がり現在では約150店舗、約3万人の来場者にお越しいただいています。- Village

第一線で活躍する各分野の人気店や人気作家さん、アーティストが有志ではじめた、市民主体の非営利ローカルイベント。

ものづくりに勤しむ作家さんが、お客さんと対面で作品発表&交流できる『フェス』…

素材や調理方法にこだわった、美味しい飲食店が一堂に集まる『フェス』…

木陰のあるのどかな広場で、小さなライブパフォーマンスを体験できる『フェス』…

二日間だけ現れる幻の村、

それがヴィレッジです!!

当日の模様

数日前まで雨の予報だった2日間も、イベント当日を迎えると快晴につつまれていました。

10時のオープン前から、たくさんのお客さんが往来し、長蛇の列になっているお店もちらほら。

前々から情報は聞いていたものの、こんなにもたくさんの方に愛され、オシャレで美味しいお店が集まるとは… 天気も良く、まさに『ヴィレッジ日和』という感じでした。

僕自身は初ヴィレッジだったのですが、規模の大小はあれど日本各地こういったイベント(マルシェ・フェア・バザー・マーケット・フェス・まつり)が増えてきていて、素敵なヒトコトモノに出会えるきっかけにもなりえる『機会』に、毎回ワクワクします。

素敵なお店ばかり…

ATELLER ESSENCE

食堂と図書 雨風食堂

 

手拭 仕草

出店するには、事前に選考を通過しなければなりません。

ヴィレッジのコンセプトに合うお店、そしてヴィレッジが一緒にやりたいと思えるお店としかやらない…本当に良い場を作りたいという想いを、イベントの節々から感じとることができました。

日本各地の作り手さんが、ストーリーを紹介しながら直接販売出来る機会…故にたくさんのエネルギーや活気を感じる場でもあるのだと思います。

TOSACO

KOCHI GOOD FOODS

ハレとケ珈琲

錆と煤

RISE & WIN

イベントに合わせて提供されるスペシャルなメニューや、普段即完売してしまう人気店、完全予約制のお店のあの料理など…フードエリアもとても充実していました。

高知県内各所に点在している魅力的なお店が一堂に集まるフェス…ゆえに高知の人からも喜ばれるのだと思います。

その場その場で試食を頂いたり、自由気ままに買い食いをしながら、お土産を買いながら、ヒトコトモノとの出会いを楽しみます。

高知の出店ブースの割合を多く設定しているようでしたが、旅の途中で出逢った長野の手拭「仕草」さんや台湾の出店ブースなどもあり、高知にいながら様々なヒトコトモノに出逢える時間でもありました。

木陰のある広場からは、緩やかで心地の良い音楽が聴こえてきます。

市民主体の非営利イベントとしては高知県内最大級のイベントであり、四国エリアのクラフトフェアの中でも、同じく最大規模のイベントです。

丸一日居ても楽しめそうな規模でしたが、今回は、とまり木のオープン前2時間(10:00~12:00)ほどの滞在だったので、サクッと回遊する感じで楽しみました。

この日のランチは、錆と煤の南インドミールス。

普段は完全予約制の人気店ですが、この日は列に並び絶品ランチにありつけました。あまり時間がなかったので宿に戻ってから食べることに…。

宿に戻りしばらくすると、ヴィレッジ帰りの常連さんがお土産を持ってきてくれたり、これからヴィレッジに向かうお客さんがいたり…とまり木でもヴィレッジカラー一色となりました。

駆け足で周った今回のヴィレッジ。

そんななか、1店舗だけ少し時間をかけて絡ませて頂いたブースがありました。

世界のごちそう 本山 尚義

神戸から出店されていた本山尚義さんのブースは、僕の好きな『旅×カレー』のお店。

スタンダードに美味しそうなカレーも並んでいましたが、ピラルクや羊の脳みそなど…普段食べたことのないカレーが、ずらーっとパッケージングされた状態で並んでいました。

『ここは、カレーの沼だ。』

(どんどんハマっていってしまうの意)

そう思って少し話を聞いて通り過ぎようと思ったのですが…『無店舗展開』というキーワードが本山さんから出た途端、違う興味も重なってしまい、スルーできなくなってしまいました。

無店舗展開というキーワード

実店舗を断捨離!! 6curryやEVERY DENIMにみる 無店舗展開・無店舗主義の面白さ。シェアリングエコノミー&多業の時代に広がる、はなから お店を持たない選択をする人たちに注目。

以前書いた無店舗展開の記事

無店舗展開とは、今僕が個人的に面白がっているキーワードの一つ。

以前オーナーをしていたレストランをたたみ、現在は無店舗展開、レトルトカレーの販売や本の販売、講演活動などをメインに展開されている本山さん。

変わった料理が作れる・旅の話が出来る・本を通じて講演活動もできる など、コンテンツが豊富な本山さんは、唯一無二 オリジナルの『ソフト』が提供できます…

人の集まる場所『ハード』さえあればよく、固定費を払い続け、そこに居続けなければならない実店舗は、既に不要なのかもしれません。

ひとところにとどまり料理を作り続けるか、フットワーク軽く各地に飛び回り、または業界間をシームレスに飛び回り、お客さんとの会話や繋がりを楽しみながら独自のストーリーをシェアしていくのか。

まさかここで、この無店舗展開の話になるとは思わず…このワードが出てから僕の食いつきっぷりが変わったような気がします。笑

旅するシェフが体感した 世界のごちそう

私は世界を旅し、実際に店の厨房で教えていただいたり家に泊まらせていただいたりして料理を覚えてきました。(30ヶ国)

その時、たくさんの人とも出会いました。

とっても、お金持ちで裕福な人、今日食べることができなくて住むところも無い貧乏な人、とっても偉そうで自分のことばかり考え、文句ばかり言っていた人、宗教を信仰し、とても優しい目をしている人・・・

私が学んできた世界の料理を食べて・・・・その時だけでも、自分が地球上に生きていて他の国の人と共に同じ時間を生きていること、今日を生きるための食べものが無い人がいること(農薬で作られた野菜でさえも!)

戦争の地雷で片足を無くしても、人間として明るく素晴らしく生きている人のことを思っていただけたらと思います。 – 世界のごちそう

世界各国で生活をしながらその土地の料理を学び、様々なことを生活や日常のレベルで体感してこられ、その集大成(もしくは過程)として今がある。

とても面白さを感じました。

(世界微住計画ですね…)

クラウドファンディングで378万円を集め昨年出版された、全196カ国の料理が掲載されているレシピ本の話も、とても興味深かったです。

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様々な会話をさせていただいたわけですが、僕が興味を示したレトルトカレー以上に、本山さんの旅やお人柄がより気になってしまい…サインつきで本を購入させて頂きました。

世界のごちそう 旅×レシピ

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この本は、トマリ木ホステル内に置いておきますので、ご興味の方は是非読んでみてください。

おわりに

年々規模が大きくなっているというヴィレッジ。

このイベントに実際に参加し、周りの評判を聞くなかで、高知市民にとってなくてはならない『祭りごと』になっていることを感じました。

市民が集まり面白がって仲間うちで始めたイベントが、数年のあいだに高知市民・高知県民にとって無くてはならないほどの祭りになっていること…

オシャレなお店、美味しいごはんもさることながら、面白いなーとただただ尊敬しました!!

今までヴィレッジを知らなかった県外の方。

来年は、このイベントだけのために、わざわざ高知に来てみてはいかがでしょうか。

とまり木も来年は出店したいなーーー!!!!!

TOMARIGI HOSTEL 宿情報

TOMARIGI HOSTELは、2018年2月15日、高知駅から徒歩15分の菜園場にオープンした新しいゲストハウスです。3つのSNS( Facebook、Instagram、Twitter )と、HPを通じて情報発信をしています。是非フォローよろしくお願いします。

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とまり木ホステルでの日々に関しては、こちらのカテゴリーに蓄積させています。

関係ーTOMARIGI HOSTEL KOCHI

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名前:佐藤翔平 / 活動:日本のローカルをオウエンする旅人。 【移動する生き方】を実践する中でみえてきた多様な知見を共有しながら、日本各地の人と面白がれる明日を創るべく様々な社会実験をしてきました。 令和元年より、横浜市のBtoB企業で広報を担当しています。 
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