【高知】中土佐町 矢井賀のゲストハウス おやまどりを紹介するよ。

サトウ

こんにちは。

ローカルをオウエンする旅人 佐藤翔平(@tempurubato_yh)です。

今回は、満を持して【高知の秘密スポット】を一つ紹介したいと思う。

高知県中土佐町矢井賀に住む、70歳の小嶋さん(別名:矢井賀のエジソン)が始めた『ゲストハウス おやまどり』だ。

ここ数年、スゴい勢いで増えている各地のゲストハウスの中でも、とりわけ個性的で異質。普通の旅に飽きた旅人に、是非ともおススメしたい場所だ。

本章に入る前に、今回の主人公である小嶋さんを表す一枚の写真をみてもらおう。

外国人と共に映っている まるで合成されたような 写真。海外で撮影された旅行中の記念写真のようだが、撮影されたのは高知県の奥地だ。(あやしすぎる。)

オーストラリアンに囲まれているこの方こそ、今年4月にゲストハウスをオープンさせた、矢井賀のエジソンこと小嶋和雄さんだ。(この写真大好きなのです。)

今年2017年1月、『おやまどり』オープン前に滞在していた際のエピソードを中心に、この町の面白がりかたを紹介していけたらと思う。

今回は『ヒト編』と題して、主に人物紹介に特化した内容にしました。

矢井賀ローカル

ゲストハウスおやまどりのある矢井賀(甲)について、先ずはこのサイトを通じて現状を共有したい。

▼inakagram

過疎の町、やいか(矢井賀)の「昔」と「今」を比較をしながら、「今」の姿を写真という記録で残していく「ええ やいか ふぉとこん」#inkagram

高知県の中西部に位置し、太平洋岸に面した中土佐町 やいか(矢井賀)地区は、かつては漁師町として栄えた町でした。

勇ましい漁師たちが大漁の鰤をとって戻ると、子供たちも駆けつけ、港は一気に活気づきました。

住宅が密集した小さな地区の中にも、縫製工場やうるめ工場があり、養蚕も盛んで、漁師の妻たちも手に職を持ち、豊かな生活がありました。

そんな町も急激な高齢化と過疎化がすすみ多くの課題を抱えています。全盛期には1000人近くいた人口は、現在は240人にまで減少。その7割以上が高齢者です。今では産業や、お店も無く、港も閑散としています。

#inakagram

人口200人少しの港町。お店も無く産業の多くも無くなり、小学校も閉校してしまった高齢者の町。小学生は、ひと家族の2人のみ。

何故こんなところに、しかもおじいちゃんがゲストハウスを作ろうとしているのか…

矢井賀の人たち

ハウスキャラバンの活動で三週間少し、この町に滞在させていただくことになった。

滞在中は、ゲストハウスの案出しや簡単なアドバイス。日々の情報発信や出来る範囲のお手伝いをした。

農家さんと共にビニールハウスを建てたり、船を上げるお手伝いをしたり、イベントの写真撮影をしたり簡単な活動報告会をしたり…地元の方々と交流する機会も多かった。

過去の記事を振り返ると、こんな投稿が残っていた。

▼2017.1.18「ソーシャル ピーポーズ。」

そして、何もない小さな町には、何でも出来る スーパーマンばっかりが集まっていることにも興味がある。

家ごとに色んな道具や重機を持っていて、作れないものはないんじゃないかというくらい、廃材や余った材でなんでも作ってしまう。

これも これからの 『サービスやお金に頼らない生き方』を模索する上で、とても参考になると思う。

弟子入りや留学するような感じで、一定期間 ここに住むだけで、あらゆる経験やスキルが習得出来るような気がする。笑

農業・漁業・DIY・手仕事・料理・重機や道具のハウツーや水道電気のアレコレや… 生きるための 色んな勉強が出来る場所だ。

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この町で出会った人たちの多くが、まるで百姓(百人の姓を持つものたちの意)なのだ。

なんでも自分たちでやってしまう、元気で技術を持った人たちばかりだった。

小さな漁村コミュニティ

先日書いた『農家と漁師のハートウォーミングな【いがみ合い】』の舞台も、この矢井賀での体験を元にフィクションを交えたものだ。

▼いがみ合いから生まれる『ブリ大根』の味。

小さなコミュニティに生きていくことを、このような学びを通じて体感出来たことは、とてもいい収穫だった。

高知 モーニング文化

また、愛知県や岐阜県にいた時にも体験した『モーニング』の文化が、この高知の果てにもあった。

▼2017.01.13 漁村モーニング

▼2017.01.16「何かとモーニングに呼ばれる 高知の朝」

農家や漁師など、朝が早い仕事をしている人が多いエリアだけあり、朝から『開かれているコミュニティの場』が多数存在し、当然若者はほとんどいないので年齢層が高い。

オシャレめのカフェにも、通っているお客さんは60歳を越えた人がほとんど…という感じ。都会でいう飲み屋コミュニティみたいなものが、朝から出現しているような印象を受けた。

(実に健康的だ!!)

おやまどり 人物紹介

ここで、滞在中に関わった『ゲストハウス おやまどり』の関係者を紹介させていただく。

特殊なヒトに集まる、特殊なヒトたち…面白い出逢いだった。

小嶋さん夫婦

柔軟な発想と好奇心で、集落の中でも異彩を放つ、地元生まれ地元育ち、100%天然ものの 小嶋和雄さん。

奥さんのたまえさんは隣集落の出身。とにかく、いい意味でヘンな夫婦。

和雄さん

本業は、酪農業をやりながらの米・野菜農家さん。

取り壊される予定だった小学校の体育館倉庫を、自らの敷地内に移築したつわもの。そのセルフビルドの建物の中では、どデカいスピーカーがJAZZを鳴らしている。

建物の横には囲炉裏をセルフビルドした和室があり、入り口には、これまたセルフビルドで作った本格的なピザ窯もある。

ゲストハウスでも母屋でもない、タダ同然で作った遊ぶための施設が、非常に充実しているのだ。

裏にある山は、公園にするぞと山を切り開き、そこに露天風呂を作る計画を立てているそうだ。

僕が訪れた際は、イルミネーションの電飾を這わせた手すりが、頂上に向かってのびていた。少し脇を歩くと、様々な果樹が実っているエリアもある。

また、台風にも負けないほどの頑丈な廃ビニールハウスをもらってきて、そこにバナナやマンゴーなどの南国フルーツを植えると意気揚々だった。

ゲストハウス横に増設した、風呂場とトイレのある建物もセルフビルドで、次々に新たなコンテンツが完成している。

(まるで村だ。おやまどり村だ。)

僕が滞在していた際は、「今はロケットストーブ作ってるんじゃー」「次は3Dプリンターを作りたいんじゃー」と新しい構想を張り切って掲げていた。

(その後ロケットストーブは完成したものの、温まりがいまいちだったようで、薪ストーブDIYに切り替えたらしい。)

最近の話を聞くと、星に詳しいお客さんに感化されたようで、天文台を作ろうとしているとか。とにかく元気で好奇心旺盛、そして行動的なおっちゃんだ。

たまえさん

奥さんのたまえさんも変わっていて、ここらへんでは珍しく『無農薬野菜』をこだわって自家栽培している。そういえば、果樹の数々も無農薬だった。

米も自給しているし、保存食に加工するスキルもある方だ。ここで飲んだヤマモモやカリンの果実酒の数々も、とても美味しかった。

平飼いのニワトリも飼っているので、生みたての卵を食べさせてもらう機会もあった。何しろゲストハウス前が畑で、新鮮野菜が直ぐ手に入る素晴らしすぎる環境だった。

たまえさんがつくるカゴや手仕事品のいくつかも、とても素敵だったのを覚えている。

そして、たまえさんといえば、先ほど紹介したセルフビルドの遊び場にある卓球スペースに、よく人を呼び入れる。

「この集落には、相手になる人がいない」という名言と共に、暇があると卓球勝負を挑んでくる。滞在中、何ゲームやったか分からないが、一度も勝てなかった記憶がある。

(ゲストハウスでは、卓球に勝つと割引になるサービスがあるとか。)

地域おこし協力隊 井川愛

矢井賀では『キャッツアイ / ネコの女』の異名を持つ、地域おこし協力隊の井川愛さん。

元々都内で繋がりがあった愛さんに声をかけてもらったのが、ここへ来たきっかけだ。

地域おこし協力隊として活動する傍ら、港のネコとおばあちゃんプロジェクトを企画し、現在事業に向けて準備を進めている。

▼港のネコとおばあちゃんプロジェクト

猫のおやつの製造販売を通して、猫の保護をサポートする仕組みを作りたいと『港のネコとおばあちゃんプロジェクト』を立ち上げました。

高知県の港町で獲れた新鮮なお魚を使用。
猫の健康を考えた無添加おやつの製造販売。

作り手は魚の事を知り尽くした港町のおばあちゃんたち。猫の保護支援と同時に雇用の創出と地域の活性を行います。

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食べないで捨ててしまう地場の雑魚を買い取り(廃棄品を活かす)、地元のおばあちゃんたちと共に(雇用を作り)、猫の健康を考えた無添加のおやつを作る活動だ。

この、きれっきれのソーシャルグッドなプランは、高知県のビジネスプランコンテストで最優秀賞を獲得し、高い注目を集めている。

若者がほとんど皆無な、矢井賀という小さな海っぺりに移住し、現在作業場を作り商品化に向けて試作を続けている。何故こんな方がこんなところに…ヘンな人だ。

その感じが、矢井賀の最大の面白さである。

ブラッド・ワグナー

矢井賀のレアキャラの一人、ブラッド・ワグナーを紹介したい。数ヶ月に一度、数年に一度会えるかどうかのレアキャラ。

タイミングよく会えたら幸せになれる、幻のブラッド。冒頭の写真で紹介した、数人いるオーストラリアンの一人。(写真一番右)

▼2017.1.23 【矢井賀でこのヒトと出逢ったら幸せになれる】

25年近く前にやって来たオーストラリアンのブラッド。

高知のサーフスポットの一つとしてサーファーが訪れることもあるこの町で、作曲活動をしていたサーファーでありミュージシャンのブラッド。

この町に来た時に聴かせてもらった1枚のCDを聴いてから、ずっと気になっていた矢井賀に所縁のある外国人。。

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彼は現在、高知市で児童英語の教師をしながら、たまにバーで歌っているらしい。

おやまどり脇にある遊び場に彼のCDがあるので、是非『どでかいスピーカーでCDを聴きながら、朝のコーヒーを飲むやつ』を体験してみてほしい。

(小嶋さんに声をかけると用意してくれるはずだ。)

路上美容師 中西将

もう一人のレアキャラ、高知県香美市出身の中西将くんだ。彼は路上美容師として国内外を旅している。彼もなかなか会えないレアキャラだ。

▼2017.1.21 「ギフトエコノミー」

美容室が一軒もない 矢井賀 に 、3日間ばかし出張美容室が誕生… カットを希望する住人の列が出来ている。

初日、顔合わせ直後から 4人もの方を矢継ぎ早にカットしていく 路上美容師 将くん。

今の日本の法律では、きちんとした場所がなければ ただカットをするだけでさえ お金を受け取ることは出来ない。

ただ、今の僕らの価値観は少しずつ変化していて、「そんならお金なんていらんよー」って開き直れる 豊かさ や 価値観 が芽生えている。

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彼は矢井賀に住んでいるわけではないが、ハウスキャラバン滞在中の発信を受けて、期間中に数日遊びに来てくれた美容師。

2017年11月 現在、アジアを旅しながら髪を切る生活をしているので、なかなか逢うことは難しいと思うが、ハウスキャラバンがいなくなってからも、何度も矢井賀に足を運んでくれている好青年だ。

(小嶋さんが色々話してくれると思うよ。)

ゲストハウスおやまどり

一つ一つ紹介を始めると、かなりのボリュームがでてくるので、ここでは簡潔に概要のみ紹介していこうと思う。

(また後日、別記事に詳細をあげていこう。)

楽しみかた

ゲストハウスで遊ぼう!!

・ピザ窯や囲炉裏があるよ。

・卓球台や遊び専用空間が充実してるよ。

・自家栽培 白米が自炊時 無料らしいよ。

・無農薬野菜も畑から直で買えるらしいよ。

・DIYや生活スキルが学べるよ。

矢井賀を楽しもう!!

・徒歩圏内でモーニングを食べれる場所があるよ。

・2,000円で飲み食べ放題のディープスポットが土曜日限定で出現するよ。

・少し歩くと海。高知の海を堪能しよう。

・サーフスポット&釣りイカダが有名だよ。

・羊の狛犬を探しにいこう。

町に出よう!! (車で30分圏内で遊ぼう)

・久礼大正町市場を楽しもう。

・高知一と呼び声高い、田中鮮魚店でカツオを食べよう。

・黒潮本陣で温泉を味わおう。

・高知で一番古い酒蔵があるよ。

・うつぼのたたき、ひじきのかき揚げなんかも食べれるよ。

・いちご農家が運営するケーキやさんがおススメだよ。

※再訪したよ。

▼【高知】卓球で勝ったら500円引き!! ゲストハウス おやまどりに宿泊。

小嶋夫妻が営む民泊系ゲストハウスおやまどりに泊まってきたよ。全部屋エアコン完備になっていてとても快適だった。自家製果実酒の数々やたまえさんとの卓球勝負は早くも定番だね。

おわりに

まだまだ様々な楽しみ方の提案ができそうな、矢井賀のエジソンが始めた ゲストハウスおやまどり。

農家の傍ら、兼業で宿泊施設を運営し始めたばかりなので、まだ そこまでアクティブな営業にはなっていないようだ。

個人的には、一部のヒトしか知らないような、風変わりな尖った場所になってほしいな。

おやまどり 宿情報

現在Facebookページを通じて、ゲストハウス情報や日々の様子がみることができます。連絡先も掲載してあるので、分からないことがあれば直接お問い合わせ下さい。

【宿泊料金】

・ お一人様 1泊3000円
※幼児無料・小学生1500円/泊

・一棟貸し 1泊 18000円 (1名~最大6名まで)
(和室:六畳2部屋 四畳半1部屋)

【イベント・サービス】

①卓球に勝てば500円引き 負けたら草刈り30分 挑戦者求む!!

②白米無料(自炊のみ)
季節により産みたての卵や朝どれ野菜の販売あり

 Facebook 

▼ Facebook page:おやまどり

▼Google map 周辺

周辺情報

先ほど簡単に紹介した『楽しみかた』から、周辺情報の外部リンクを一覧にしておきます。

▼観光釣りイカダ体験

久礼大正町市場

▼黒潮本陣

矢井賀サーフ・ポイント

▼【160/1000】おもしろい人々に会いに矢井賀へ。ゲストハウスってこんな感じ!?疑似体験楽しすぎて、絶対また行くと、ひそかに心に決めた。そんな話。

ゲストハウスという形態で、今年4月より宿泊施設の営業をしている『おやまどり』。

田舎暮らしを将来考えている人や、生きるためのスキルを身に付けたい人。本当に誰もいないようなど田舎にこもりたい人、そして普通の旅に飽きた旅人には、是非ともおススメしたい場所だ。

車がないとなかなか行けない場所ではあるが、だからこそ行ってみる価値は十分にある。そして、行けばこの小嶋さんに会える!!!

【高知の秘密スポット】ゲストハウスおやまどり の紹介でした。

ハウスキャラバンとは

活動期間:【 2016.03~2017.02 】

ハウスキャラバン(別名:移動式ゲストハウス House Caravan)とは、SNSの発信を通じて参加者を募り、旅の日常をシェアしながら、6人乗りのキャラバンカーで日本全国を巡業するソーシャルアクションです。

▼ハウスキャラバンの取り組みや情報はページ詳細へ

https://satoshohei.com/housecaravan/

とりあえず一回調べてみますか。

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ホテル料金比較『トリバゴ』

サトウ

小嶋さんに会いに行こうツアーやりたいね。

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名前:佐藤翔平 / 活動:日本のローカルをオウエンする旅人。 【移動する生き方】を実践する中でみえてきた多様な知見を共有しながら、日本各地の人と面白がれる明日を創るべく様々な社会実験をしています。  
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