【高知】昭和レトロな移動販売車 ロバのパン屋 がやってきた。

サトウ

こんにちは。

ローカルをオウエンする旅人 佐藤翔平(@tempurubato_yh)です。

その昔、ロバや馬を引いてパンを行商していた【ロバのパン屋さん】が日本各地に存在していたそうです。

(絵本のようなストーリー)

ここ高知市で、さいきん昭和のメロディーが商店街をふいに流れることがあり「なんなんだろう?」と思っていたわけですが、なんと、そのメロディーの正体は【ロバのパン屋】だったのです。

この時代に継がれる【ロバのパン屋】について、今日は共有できればと思います。

ロバのパン屋

チンカラリン♪

『昔おばあちゃんと一緒に、ロバのパン屋で蒸しパンを買ったなぁ…』

この日一緒に働いていた高知出身のスタッフ ヨッシーは、このメロディーを聴き、懐かしさを感じた様子でそんな話を聞かせてくれました。

地元の方々のあいだでは、ロバのパン屋から流れる音楽は馴染みのある昔懐かしいメロディー。この歌を口ずさめる人も多く、この話をすると思い思いに昔話が始まります。

横浜出身の僕には分からない、でも昭和レトロを感じるノスタルジックなこのメロディーに、高知のローカルを感じました。

ロバのパン屋 起源と現在

ロバのパン屋について、分かりやすく書かれているNAVERのこの記事によると、起源は昭和初期まで遡ります。(1928年 昭和3年)

全盛期を迎えた1960年ごろには、西日本中心に約170台の馬車で引いて販売に回っていたそう。

現在本部より正式に認定を受けている代理店は、日本各地で以下の4店舗のみとなってしまいました。

本部認定の代理店

高知県高知市

徳島県阿波市

岐阜県岐阜市

三重県四日市市

※この4店舗のほかに、京都に本部を構えているようです。 – ロバのパン 岐阜

日本に4店舗しかない代理店の、その1店舗がここ高知市にあります。

どのような背景があって受け継がれているのかは分かりかねますが、ガラパゴス高知に暮らしていると、この状況にも何故か頷けてしまいます。

お店の様子。

ロバのおじさん

チンカラリン♪

商店街を颯爽と通り過ぎた移動販売車が、反対車線から戻ってきました。

他のお客さんが販売車を停めてくれたのか、近くで停車していたのでお財布を持って駆けつけました。

昔の写真と比較すると随分とシンプルになっていますが、イラストやロゴなど昔っぽさが残っていてとてもカワイイです。

販売していたお兄さんは同じくらいの世代の方でした。

パンの売れ行きも好調のようで、完売してなくなったパンも多いですが…と写真を撮影させて頂けました。

いま現在、高知では2台の移動販売車で営業しているのだそうです。

『昔ながらのパン』という雰囲気が残るラインナップ。甘い菓子パンが中心でした。手書きのポップも、リーズナブルな料金もいい感じ。

昔からある移動販売車が近くまで来てくれたこと。そして『その昔、ロバや馬を引いてパンを行商していた【ロバのパン屋さん】が日本各地に存在していた』というストーリーが素敵だったので、ついつい色々と買ってしまいました。

(縁や面白さを感じる体験や、素敵なストーリーのあるものに投資したくなります。)

オススメはカレーパン

お店のお兄さんのイチオシは【カレーパン】。

サクッとした、そして少し甘みのあるパンとジューシーなカレー。間違いないです!!

そして、ヨッシーが昔から食べていた【蒸しパン】。(この日はカスタードと桃ジャムの2種類を購入。)うちのおばあちゃんがよく作ってくれた【蒸しパン】を思い出す懐かしい味でした。美味しかった!!

ロバのパン屋情報 関連サイト

関連サイトを調べてみると、岐阜と徳島のWebページが分かりやすかったです。(特に岐阜のロバのパン屋は素敵なページです。)

岐阜のロバのパン屋

徳島のロバのパン屋

Twitterでも。

ツイッターのハッシュタグ #ロバのパン屋 でも、各地のロバのパン屋情報が出てきました。

インスタも色々あがってそうですねー。

おわりに。

いつもの日常に突如現れた『ちいさな幸せ』。

パンと共に、ちいさな幸せを運んで来てくれるロバのパン屋。高知の日常に寄り添い続ける、ローカルな魅力を感じる移動式パン屋さんでした。

高知 微住日記

日本微住計画BLOGをスタートして、初めての微住先となる高知市。ゲストハウス『TOMARIGI HOSTEL KOCHI』のお手伝いをしながら、高知の様々な方々と関わりをもてればと思っています。

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https://satoshohei.com/kochi-bijyu/

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名前:佐藤翔平 / 活動:日本のローカルをオウエンする旅人。 【移動する生き方】を実践する中でみえてきた多様な知見を共有しながら、日本各地の人と面白がれる明日を創るべく様々な社会実験をしてきました。 令和元年より、横浜市のBtoB企業で広報を担当しています。 
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