こんにちは。
ローカルをオウエンする旅人 佐藤翔平(@tempurubato_yh)です。
今回は、2016年に熱海に訪れた際の過去の投稿を、リライトして記事にしました。
熱海に滞在した際に、guest house MARUYA のおかみが町を案内して下さり、その際に立ち寄った『ゆしま ジャズ喫茶』の話。
2016年3月 ゆしま ジャズ喫茶
3月頭の熱海。
熱海桜、河津桜、大寒桜…まだ3月初旬にも関わらず、熱海はピンク色に色づいた木々が、青空の下に早くも春の風を運んでいた。
熱海まち歩き
少し奥の通りに入れば、昭和を感じさせるお店が今もまだ残っている。
空き店舗となってしまったお店も多いなか、昔から変わらずそこにあり続けるお店もちらほらと残っているようだ。
ゲストハウスマルヤのおかみが、空いた時間で僕らを町の様々な場所へ案内してくれた。
狭い小道、狭い小道へと、まるで猫のような軽やかな足取りで、観光客が普通入らなそうな道へ。
「少し休憩しましょうか。」と案内してくれた一軒の古い喫茶店。
入り口からは中はうかがえず、決して入り易いとはいえない店構え。重低音と共にJAZZのピアノ、そしてかすかな振動が店の外にまで伝わってきた。
ゆしま ジャズ喫茶
現在も営業している、とても味のある「ジャズ喫茶 ゆしま」。
90歳を越えているらしいおばぁちゃんが、女主人として一人できりもりするこのお店は、1964年創業だそうだ。
カウンター席・テーブル席合わせても15席ないくらい。間取りはスナックのような感じだが、お店はなんともいえない『趣味の空間』だった。
昭和レトロな空気が、当時のまま沁みついているような場所。
その空気感は、熱海の細道を通ったときの感覚にも、どこか似ていた。
カウンターには年配の常連さん、テーブル席には初めて来たらしき若者。そして、おばあちゃんが町の商売人としてそこにいる。
このような人の関わり方も、熱海の雰囲気と重複するような気がした。
まちを歩くと、意外にも大学生くらいの若者が多く出歩いていて、3年前にみた熱海とは、また違う表情をしていたのが如実に感じられた。熱海は益々面白くなってきている。
ネルドリップで淹れたコーヒーは一杯400yen。
深みがあってまろやか、美味しかった。
大音量のJAZZとともに、
至福のひと時が味わえるシブいお店。
とても物腰柔らかいおばあちゃん店主と、天井にかかっている○○。
是非一度、味わいに来て下さい。
アクセス・関連情報
・ゆしまジャズ喫茶
営業時間 [月〜土] 12:00〜19:00
定休日 日曜日
・Guest house MARUYA
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旅とコーヒー。とは
旅とコーヒーでは、旅の途中で出逢った日本各地のカフェやコーヒースタンドを、現地で撮影した写真やエピソードと共に紹介しています。
もともとは、ZINE制作企画やイベント企画などと合わせて、Facebook上に作ったページなのですが、現在はインスタグラムでの写真投稿と、ブログによる記事投稿による情報発信が中心になっています。
▼珈琲好きな人は是非お立ち寄り下さい
https://satoshohei.com/local-coffee-trip/
おばあちゃんが淹れるネルドリップを飲みにいこう。
とりあえず一回調べてみますか。
こちらの記事も是非
ブログタイトルにある『微住』とは、「移住・定住」と「旅での滞在」の間にあるような、「旅するように暮らす」「暮らすように旅する」をバッグ一つで実現する、前向きな仮暮らし的生活スタイルであり、地域と繋がるソーシャルアクションのことです。
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