『日本の自殺と闘う』アイルランド人クリエイターの動画を振り返る。

サトウ

こんにちは。

ローカルをオウエンする旅人 佐藤翔平(@tempurubato_yh)です。

2013年に公開された動画『Saving 10,000 – 自殺者1万人を救う戦い』を知っていますか。

Youtubeで無料公開されているドキュメンタリー映画なのですが、『日本人の自殺』をアイルランド人が日本で独自取材をしたものです。

僕は2015年に観たのですが、現在もまだ閲覧できる状態だったので紹介したいと思います。

Saving 10,000

You tube:SAVING 10,000 – Winning a War on Suicide in Japan – 自殺者1万人を救う戦い – Japanese Documentary

今回は動画の共有をするために、ブログ記事としてアーカイブするので、各チャプターごとのキーワードを幾つか書き出す程度にまとめようと思います。(ブログ後半にも動画を貼っています。)

Chapter1 自殺ウイルス

日本人は何かと同調する民族だ。

自殺は美しいと思っている人たちがいる。

自殺は非現実的なもの、友人を亡くすまでは…。

三島由紀夫の小説や自殺が与えた影響。

完全自殺マニュアルが売れる国。

青木ケ原という美しい森と金儲け。

Chapter2 経済

保険会社が『自殺』に保険金を出す国。

自殺で謝罪するという文化。

消費者金融とヤミ金融の違い。

周りを見渡して残業するサラリーマン。

長時間の強制労働、達成不可能な仕事、そしてうつ病。

Chapter3 社会

教育を投資とする親の視点からみる『受験』。

親から子への様々なプレッシャー。

学校のいじめ、先生がリードすることも。

リストカットをする少女たち。

親の寝室で自殺する『見せつけの自殺』。

自殺者の1/3は60歳以上。高齢者の孤独。

仮面うつにいち早く気付けるか。

ギャンブルのない国にあるパチンコ文化と依存。

アルコールは悪くない…アルコール依存症。

東京で圧倒的に高い若年層の自殺は新宿に。

水商売や風俗で働く若い女性の自殺。

Chapter4 自殺防止

ブルーライトが自殺を防ぐ!?対策はこれだけか。

電車の自殺は何故多い。

10件の自殺未遂の上にある自殺。

全救急搬送センターの10~20%が自殺未遂患者。

自殺未遂した人たちをなぜ放置する。

精神科病院の圧倒的な人材不足、機関不足。

自殺者の1/3は病院に行っている。

1人につき3.4分の診療で足りるはずがない。

多量の薬物投与療法は西洋にもない。

セラピー・カウンセリングによる治療が圧倒的に少ない。

東尋坊で死ぬ人、それを未然に防ぐ人。

Too Little Too Late

取材をし編集をしている間に隣人が自殺した。

自殺と戦うこととは。

おわりに

2013年に公開された50分ちょっとの作品ですが、今観ても決して古いものとは感じなかったです。気になるワードを書き出したので、今回合わせて共有をさせて頂きました。

Why, Japanese People!!!

海外の人が観た日本ということで「何故だ。」という視点が多かった気がしました。ただ現在31歳の僕もその視点の多くは同じくで、『それが当然』になっている世代にはない疑問が、僕らや下の世代、海外の人たちにも同じように存在しているのだと思います。

その【違和感】や【疑問】を一つ一つ紐解き共有していくこともまた、『日本の自殺』と向き合うことなのかもしれません。

関連動画として紹介されているものも合わせて添付しておきます。こちらの動画はまだきちんと観れてませんが、公開されているうちに観れたらと思っています。

Youtube : Secret life of Japan 1/5

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サトウ

身近な人を自殺で亡くす苦しさを無くしたい。

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名前:佐藤翔平 / 活動:日本のローカルをオウエンする旅人。 【移動する生き方】を実践する中でみえてきた多様な知見を共有しながら、日本各地の人と面白がれる明日を創るべく様々な社会実験をしてきました。 令和元年より、横浜市のBtoB企業で広報を担当しています。 
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