こんにちは。
ローカルをオウエンする旅人 佐藤翔平(@tempurubato_yh)です。
コミュニティ単位・まち単位の、小さなSNSの動向に興味があります。
先日 LocalWikiの記事 を書いたばかりですが、今回もコミュニティ内で情報編集・情報共有するためのSNSをとりあげます。
コミュニティ×Web
▼LocalWiki ローカルウィキ:世界と共有するローカルな知識
先日紹介したLocalWikiの記事。
世界中と繋がることのできるインターネット。
しかし、世界中の情報に常時アクセスしているかと聞かれると、きっとそんな人はほとんどいないはずです。
たいていの人は日本の情報サイトを経由して、日本の情報をみるくらいでしょうし、更にいえば、その中でも自分の興味関心のあるものしか見ていません。
まちの掲示板
日常生活に関わる『知りたい情報』となるともっと狭域で、「近所の歯医者や病院の評判」なんかを、診察に行く前に知れたら…とよく思います。
誰か頼れる人に気軽に聞ける環境であればいいですが、たとえば新しく引っ越した町では、情報はなかなか手に入りません。
エリアごとに限定されるニッチな生活情報。それらが、気軽にアクセスできるオンライン上にあれば、助かる人は随分と多いはずです。
また、町の人の顔や名前が分かるようなコミュニティとしての要素、双方向のコミュニケーションがそこでとれるなら、なおのこと心強いのではないでしょうか。
マチマチとは
マチマチは、ご近所さんの顔と名前を見える化し、相談ごとや口コミ、行事・イベントなどの情報告知、更には不用品の交換まで出来る『ご近所SNS』です。
マチマチとは
ご近所SNSのマチマチは、あなたと近所に住んでいる方とのコミュニケーションを通じて、あなたの課題を解決したり、近所の情報を交換することができるソーシャルネットワークサービスです。
実際にその地域に住んでいる人のみ使うことができます。
あなたの町の地域コミュニティに向けて、無料で簡単に自分の地域で知りたいこと、困っていることや疑問に思っていることを聞くことができます。
広げないSNS
FacebookやTwitterとは異なり、不特定多数ではなく特定少数に対しサービスを提供しています。
利用できるユーザーを限定し狭めることで、地域に密着した尖った情報が収集・共有でき、より日常的でアクティブな交流が図れるものを目指しています。
カバー範囲は半径1~6kmのみ。
登録は実名でエリア圏内の住民限定。
▼マチマチ Demo page
デモページにて、実際に操作性を確認することができます。
少し操作しただけですが、世に点在している様々なサービスが、『ご近所』というワードを軸に、オールインワンになったような印象を受けました。
普及率さえが高まれば、間違いなく使い勝手の良いツールだと思います。
1億7000万円を調達
▼ご近所SNS「マチマチ」が1億7000万円を調達–水戸市と提携
ご近所SNS「マチマチ」を運営するマチマチは11月21日、ANRI、Beenext、個人投資家などから総額約1億7000万円の資金を調達したと発表した。Japan Cnet
つい先日も、新たに1億7000万円の資金を調達したということで、注目度の高さが伺えます。
記事を読み進んでいくと、『渋谷区、豊島区、文京区に次いで、茨城県水戸市と「マチマチ for 自治体」に関する協定を締結したことも発表した。』とありました。自治体公認SNS…というような位置づけです。(聞いたことない。)
実際に使用しているユーザーによるオフ会なども開かれ始めているようで、地域でのコミュニティ形成が難しい首都圏を中心に、少しずつ賑わいをみせ始めています。
おわりに
こちらは地域限定のSNSになるので、他のエリアで登録している人の情報は、こちらでは一切確認できません。
仮に僕がいま登録した場合、横浜市のなかでも、近くに住んでいる一部の人としか繋がれない設計になっていました。
面白い仕組みだと思い検索を進めると、アメリカではNextdoor、イギリスではStreelife.com、オーストリアではFragNebenan、とそれぞれ【ご近所限定SNS】が既に存在していました。
SNSにしてもアプリにしても、サービス一つ一つに対していえることだと思いますが、何よりも『普及率』が一番のネックになります。
普及させるためのコミュニティさえあれば…なんて、ニワトリが先か卵が先か、そんなことをつい思ってしまいました。
移動する生活をしていると住所不定になるので、こういうサービスが普及してしまうと、居場所がなくなってしまうおそれ…
他人家族とは
他人家族 〜これからを考えた居場所づくり〜 は、それが他人同士であっても家族のように支えあって生きていけないのだろうか…という提起を軸に、コミュニティや繋がりに関する情報を取り上げています。
場づくりに関すること、社会問題に対する課題解決事例など、国内外の取り組みをキュレーションしています。
▼詳しい情報や関連記事の深堀りはこちらから
https://satoshohei.com/taninkazoku/
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やがて、すぼめる時代が来るんだろうな。
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