【新潟】塩澤オーギヤカフェ 鶴齢の仕込み水で淹れた澄んだ珈琲。

サトウ

こんにちは。

ローカルをオウエンする旅人 佐藤翔平(@tempurubato_yh)です。

今回は、2014年秋口より何度か訪問している、新潟県南魚沼市の『塩澤』という町のカフェの紹介をしていきます。

日本各地色々と町をみていますが、ここ塩澤はとても個性の集まった町だなーという印象があります。整備した牧之通りに関しては、色々と意見もあるようですが、僕はとても面白さを感じている好きなエリアです。(もう少しお店が早く開店してくれたら嬉しいですけどね。)

2015年1月 塩澤にて

これは2014年11月の写真

新潟には、雁木(がんぎ)と呼ばれる雪国ならではのアーケード通りがあります。

(青森黒石市に行った際は、雁木通りではなく、こみせ通りと呼ばれていたなぁ)

2015年9月に訪れた青森県黒石市のボタニカルカフェ。電話番号非公開、HPもFacebookページもない、でもとても素敵なお店でした。黒石の中町こみせ通りと共に紹介しています。

三国街道塩沢宿 牧之通り

豪雪地帯では、たった数時間の間でも商店の前が雪で大変な状態になってしまうので、商店から路面にせり出したような屋根がつく事が多い。

商店が連なる商店街であれば、それぞれの店にせり出した屋根が必要になってくるので、それをアーケードのように繋げた雁木造りという形式が増えていったのだそうです。

「雨でも濡れない」を謳っている都市部のアーケード商店街のように、「雪でも営業可能な」雁木商店街。

歩道の拡張や電線を地中に埋めることなどと共に「雪国の歴史と文化を活かすまちづくり」というコンセプトにより創られた牧之通り(ぼくしどおり) は、国内外幾つもの景観大賞を受賞している、美しく新しい通りでもあります。

ここは豪雪地帯南魚沼の「塩澤」というエリア。

越後上布や塩澤紬の町でもある

「雪晒し」という工程がある織物の産地でもある塩澤は、塩澤紬、塩澤織が有名なエリアで、なかでも越後上布は、国重要無形文化財指定・ユネスコ無形文化遺産に指定されています。

また、全国的に有名なブランド「南魚沼のコシヒカリ」の中で、最もランクの高い品質を誇るのも、ここ塩澤産といわれています。

鶴齢(かくれい) 青木酒造

とにかく水が良い地域。そして、技術を追求する勤勉で職人気質の人が昔から多いようです。米や紬の他にも日本酒もまた有名で、「鶴齢」や「雪男」という銘柄を造っている青木酒造も、この牧之通りにあります。

今回紹介するOHGIYA CAFEは、この青木酒造の向かいに位置するお店。そして、創業300余年のこの青木酒造が、2棟の蔵を移築して作ったカフェです。

OHGIYA CAFE (オーギヤカフェ)

蔵を移築したリノベーションカフェ

蔵を移築した…ということですが、店内は広々としていて、とてもオシャレな今風の空間。(蔵の感じがまるでないです。)

そして薪ストーブがとても温かなカフェ。本棚のエリアは、コンセプトごとに本がセレクトされていました。(この町に関する本や、日本酒に関する本が気になりました。)

塩沢産の米粉、酒米粉を使ったワッフルが有名

新潟に滞在していると、どのお店ももれなく地元産の美味しいコシヒカリが食べられます。わざわざメニューに記載することも謳うこともなく、それが新潟スタンダードなので、非常に恵まれている食生活が待っています。

(毎日お米を食べ続けたくもなるのですが、新潟ではラーメンが有名だし、そうかと思えば『イタリアン』なんていうご当地ものもあったりする。そんななか、米粉を使ったメニューを見かける機会も増えてきました。)

ここ『オーギヤカフェ』では、塩沢産の米粉、酒米粉を混ぜ込んだワッフルが提供されています。(モチモチサクッとしていて非常に美味しかったですよ。)

パスタや甘酒も絶品

2015年に新潟を旅していた際は、食事の出来るお店はたくさんありましたが、その後にゆっくりくつろげるようなお店が少なくて。ここは本も珈琲もあったので、滞在中に何度か訪れたお店の一つでした。

(提供される料理も満足できる美味しさで、食後にミニソフトクリームをサービスしてくれたり、数量限定の貴重な甘酒を提供してくれたり、とても素敵。)

日本酒を仕込む伏流水で淹れるコーヒー

普通の水で淹れた珈琲と比べ、何がどう違うかと問われると「気分だよ。」とかなんとか言ってしまいそうですが、『こだわり』や『ストーリー』を売っているお店は嫌いではありません。

美味しさも変わってきますからね。

塩澤土産に平野屋の薄荷油を。

元々青木酒造さんは、平野屋という屋号で経営をされていました。この塩澤の地域でとれる薄荷を使用し、蒸留販売していた平野屋の薄荷油。江戸時代にはとても流行したそうです。

復刻版のようなカワイイパッケージと共に、『平野屋の薄荷油』としてここで売られています。

今でも「塩澤の薄荷」は名産の一つとされていて、「薄荷糖」のお菓子は新潟では有名です。

平野屋の薄荷油は、大量生産していないようで販売店が非常に少なく、一般的なお土産やさんやデパートなどでは見かけたことがありません。

使い道も豊富な万能アイテムなので、是非お土産に。(以前7つくらい同時購入しました。)

関連情報

・OHGIYA CAFE

営業時間 10:30~17:30 ラストオーダー 17:15
ランチ 11:00~14:00   ラストオーダー 14:00

定休日 水曜日
駐車場 3台 

席数 全30席

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サトウ

塩澤は掘ると面白い好きな町ー。

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名前:佐藤翔平 / 活動:日本のローカルをオウエンする旅人。 【移動する生き方】を実践する中でみえてきた多様な知見を共有しながら、日本各地の人と面白がれる明日を創るべく様々な社会実験をしてきました。 令和元年より、横浜市のBtoB企業で広報を担当しています。 
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