こんにちは。
ローカルをオウエンする旅人 佐藤翔平(@tempurubato_yh)です。
『MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless』(チームラボの常設デジタルミュージアム)の オープン記念チケット が事前購入できたので、オープン2日目の6/21、早速お台場へ行って参りました!!
チームラボ デジタルミュージアム
チームラボのこれまでの活動については今回割愛させて頂きますが、日本のみならず世界各地で創作活動やエキシビジョンを行い、高い評価を得ているクリエイティブ集団です。
TECHNOLOGY×CREATIVE
テクノロジーとクリエイティブの境界はすでに曖昧になりつつあり、今後のこの傾向はさらに加速していくでしょう。そんな情報社会において、サイエンス・テクノロジー・デザイン・アートなどの境界を曖昧にしながら、『実験と革新』をテーマにものを創ることによって、もしくは、創るプロセスを通して、ものごとのソリューションを提供します。 – About
クリエイティブ集団 チームラボが、東京初の常設展『デジタルアートミュージアム』をお台場に構えるということで、今年4月以降 様々なメディアで情報共有が行われていました。
こちらはオフィシャルリリース情報
コンテンツに関する情報も、「こんなに公開していいの?」というほど、写真や動画など事前に様々なビジュアルで公開されていました。
Youtube チャンネルに、大半の作品概要が動画で公開されています。…ということで、作品についての詳細も特に今回触れません。
では何を書こうか。
まだあまり流通していない情報、実際体験してみてどうだったか、観るときのポイントや注意点のようなものを、レビュー形式で書いていこうと思います。
一人の体験者としての意見になりますので、あくまで参考程度にみてくださいね。
以下、書いていくこと
今回は主にこの3点について、それぞれ思いつく範囲でレビューを書いていこうと思います。
良かった点
先ずは良かった点について、幾つかあげてみました。
・スマホで事前決済 QRコード入場
・100円ロッカー(返却される)で荷物を預けて存分に楽しめる
・入る前がディズニーっぽくてワクワクする
・順路や説明が一切ない
・タイミングによって作品が変化する
・作品に参加できる
・基本的に体験型の作品である
・とにかく写真映えする
・スタッフが大勢常駐している
ざっくりこのようなことを思いつきました。
以下、写真や解説を入れながら書いていきます。
・スマホで事前決済 QRコード入場
スマホでQRコードをかざして入場するので、チケットを買うために並ぶことは今回ありませんでした。当日の入場数も管理できているはずなので、チケットがあれば必ず入れます。
スマホをもっていない人は、おそらく紙に印刷したQRコードをかざして入る感じだと思います。
・100円ロッカー(返却される)で荷物を預けて存分に楽しめる
美術館へ行くとロッカーで荷物を預けるケースも多いですが、ここも無料の広いロッカールームが完備されています。基本的に施設内は暗がりの道を回遊するようなイメージなので、使わないものは置いていった方がいいと思います。
施設内は、飲料自動販売機とTEA HOUSE、飲みものの販売のみになります。ミュージアムショップやカフェが併設されているわけではないので、紛失や盗難の可能性も考えると、必要な方はコインケースくらいでいいと思います。
・入る前がディズニーっぽくてワクワクする
入場までの流れですが、【施設内に入る→ロッカーで荷物を預ける→QRコードでゲートをくぐる→ストーリーテラーによる説明→本入場】という感じです。
このディズニーっぽい感じが、並んでいた人のテンションを高めているのを感じましたよ。(語彙力なくてすみません)
・順路や説明が一切ない
これはあとで紹介する【注意点】にも書いていますが、順路や説明、フロアマップが一切ないのです。(出口を示す案内マップだけはありました)良かった点としてあげると、楽しみかたに順番もルールもない!!ということ。自分のペース、自分の味わい方で閉館時間まで楽しめます。
入場してすぐ、3つの道に分かれているのも面白かったです。
・タイミングによって作品が変化する
変化し続ける作品を味わう美術館なんて、そうそうないと思います。同じ場所に居続けるだけでも、まるで一つの長編アニメーションを観ているかのように、長時間楽しめてしまいます。
僕自身は体感として得るのは難しかったですが、作品同士もユルく連動しているようで、このような紹介があったので引用しておきます。
アートも、部屋から出て自ら動き出し、人々と関係性を持ち、身体と同じ時間の流れを持つ。そして、作品は、他の作品とコミュニケーションし、影響を受け合い、時には混ざり合う。そのような作品群による、境界のない1つの世界『チームラボボーダレス』。
・作品に参加できる
自分のスマホ操作、自分の動作、自分の書いた絵をスキャンすることなどを通じて、空間全体に影響を与えることができます。つまり、自分もリアルタイムに作品に参加できるのです。
【タイミングによって作品が変化する】ということとも重複しますが、この空間と自分との関係性が見出せることも、楽しみの一つだと感じました。
・基本的に体験型の作品である
感覚的な話になってしまうかもしれませんが、映像と光の世界に没入していく時間を体験し楽しむ感覚がありました。自分自身も作品の一部であるかのように感じることも少なくなかったです。
また、ネタバレになってしまうかもしれませんが、2Fは主に体験を楽しむエリアとなっています。徒歩で回遊を続けた1Fと比較し、アクティビティの要素が強くなります。
【デジタルネイチャーパーク】がそこにあり、遊具や空間の拡がりは『未来の公園』を感じるものでした。
・とにかく写真映えする
日本で一番インスタ映えする場所といっても過言でないくらい、写真を撮りたくなる場所・その体験を共有したくなる場所だと思いました。
日常にある実世界では体験できない、でも日常から切り離されていない世界がそこにあります。のちほど【ポイント】のところで共有しますが、写真を撮るためだけに来る価値があるくらい、カメラと相性の良い場所だと思いました。
・スタッフが大勢常駐している
薄暗い空間、迷路のような複雑な経路が続く体験型の施設なので、犯罪や事故が生まれやすそうな場所にも感じました。【注意点】でも共有しますが、迷子や盗難、盗撮やケガや痴漢行為など、想定される様々なトラブルへの対策として、人員を多くさいている印象でした。
ただ、いわゆる警備員のような感じとは違い、案内や誘導などの人員といった感じだったので、重々しさはなく、楽しめる環境は守られていました。
注意点
・女性はスカート注意
・写りこみ注意
・迷子に注意
・時間配分に注意
・混雑や行列に注意
・トイレや飲み物に注意
次に注意点について。
女性目線ではどうか、親子目線ではどうか…など、自分以外のケースはなかなか気付けていないかもしれませんが、現状僕の感じた範囲で共有できればと思います。
・女性はスカート注意
今後多くの口コミで共有されていくと思いますが、全面鏡張りになっているところも多く、地面にも鏡が張られているエリアも少なくありませんでした。
また、寝そべって作品を見たり、体験型のアクティビティエリアもあるので、スカートの丈は気にされたほうがいいかと思います。
一応【腰巻布】などの用意はありましたが、腰巻布をしながら作品巡りをして写真を撮るのなら、ロングスカートかパンツスタイルで来たほうが楽しめそうでした。
・写りこみ注意
作品と自分自身との距離感、自分自身と他人との距離感が近い展示となるので、必ずといっていいほど、他の人が映りこんでしまいます。
写真を撮る側も、写真に偶然映ってしまった側も、その写真をSNSで共有したりネット上にあげる際も、リスクや配慮については予め考えておいたほうがいいかもしれません。
法律的には難しいところで、特定の人にレンズを向けていなく、偶然写りこんでしまった不特定他者の肖像権に関しては、専門家の間でも意見が分かれています。
ただ、事前に想定できるトラブルや対策については、考えておいて損はないかと思います。
・迷子に注意
延床面積 約10,000㎡ という、想像し辛い規模感の巨大施設です。
薄暗い空間、人の多さ、案内板の少なさ…など、子どもに限らず、大人でも迷いやすい設計になっています。迷子に気をつけながら楽しんでもらえたらと思います。(彷徨う楽しさもあります)
・時間配分に注意
【迷子に注意】とも一部重複しますが、手探りで様々なエリアを回遊していくような設計となっているので、この施設をじっくり楽しみたい方は、3時間~5時間はかかる想定で計画したほうがいいかもしれません。
普段訪れる美術館の感じでプランニングすると、味わいきれない規模感だと思います。
・混雑や行列に注意
オープン二日目、平日金曜日の12時ごろの様子です。チケット購入済の人たちによる長蛇の列ができていました。平日の昼で約1時間待ち。
入場してからはスムーズに展示を周れましたが、入るまでは当面混雑すると思います。日向で20分、日陰で40分前後でしょうか…基本外で並ぶので、熱中症や寒さ対策など気をつけてください。
・トイレや飲み物に注意
館内各所にトイレや自動販売機が置かれているエリアがあるのですが、宝探しのように分かり辛いです。
一度入ってしまったら中々出れない空間もあるので(迷い込む感じ)、トイレや飲みもの休憩は計画的に。前もって動いたほうがいいと思います。
行列になって入れない…というようなシーンには出くわしませんでしたが、トイレの場所さえ分かり辛いので、早め早めに行動するが吉です。
ポイント
さいごに、このデジタルミュージアムを楽しむためのポイントについて、僕自身感じたことやアドバイスのようなものを書いていきます。
・白い服がオススメ
・初心者はデジカメよりスマホ
・動画撮影が面白そう
・被写体となる人や小物があると面白い
・日本画や庭園を意識してみるとなお面白い
・時間にゆとりを持ったほうが良い
・動きやすい服装、スニーカーがオススメ
・撮影手法を研究・真似してみるのも一つ
・白い服がオススメ
薄暗い空間が続くので、白い服のほうが人間として認識されやすいと思いました。(ぶつかったりトラブルに巻き込まれづらい)
また、映像作品が映りこんだときにも、白い服だと色鮮やかに変化して良い感じでした。スパンコールやリフレクターの入った服で参加するのも面白いかもしれませんね。笑
・初心者はデジカメよりスマホ
薄暗い空間で動く映像をカメラでとらえるのは至難の業。
電球色でもなく蛍光灯でもなく、屋外の光とも違う光源が様々な動きをみせながら瞬くので、ホワイトバランスの調整も難しく、シャッタースピードや露出云々を考えても、少し性能の良いスマホのほうがよっぽど良い写真が撮影できるかもしれません。(プロレベルの人は除いてね)
・動画撮影が面白そう
スマホで動画を撮影していた人も多く、確かに動画のほうが世界観は伝わるなーと感じました。音や移り変わりを体験する面白さがあるので、キレイな写真もいいですが、動画撮影面白そうだなーと思いました。
・被写体となる人や小物があると面白い
三脚や脚立、フラッシュ撮影などはNGとなっていますが、幻想的・神秘的な、観たことのない写真が撮れる場所だと思うので、様々な手法で撮影を楽しんでみたいと思いました。
ガラスの球体を持参したらどうなるだろう。ピカピカ反射する服装だったらどうだろう。モデルさんをいれた撮影だったらもっと世界観が伝わりそう…など、面白がれる要素がたくさんありました。
・日本画や庭園を意識してみるとなお面白い
チームラボといえば、日本画や庭園、日本の色彩や書道、四季や祭りなど、昔のものを取り入れる【温故知新】を感じる作品が多いです。
見かたや楽しみかたはそれぞれだと思いますが、インスピレーションを受けていそうなものを回想しながら見るのも楽しみだと思いました。
・時間にゆとりを持ったほうが良い
混雑状況や次の予定との兼ね合いもあって、スルーしてしまった場所も幾つかありました。
開館時間に合わせていくと混雑には重なってしまうと思いますが、ディズニーランドのようなものだと思ったほうがいいかも!?というくらいです。一日中いたくなる【別世界空間】でした。
・動きやすい服装、スニーカーがオススメ
薄暗いなか、斜面やデコボコ道を歩くエリアもあるため、動きやすい服装で行くのがオススメです。(ボルダリングのようなアスレチックやロープの上を歩く場所もあります)
館内2Fに靴の貸出しをしている場所もあるのですが、敷地面積も広いのでスニーカーなどで周ったほうがストレスが少ないと思います。
・撮影手法を研究・真似してみるのも一つ
俗っぽい感じもありますが、Instagram #チームラボボーダレス のハッシュタグで、既に訪れた人たちの写真を一覧で見ることができるので、こういう写真が撮りたい…など事前に研究してから行くのも一つだと思います。
あとは、エリアによってはマジックミラーになっている場所もあり、前の人たちがどんな写真を撮っているのか、(皮肉でいうと動物園のように)観察することが出来るので、それを参考にしてみるのも面白そうです。
未来の遊園地・未来の公園がここに
今回の体験を一言で振り返ってみると、『圧倒的な未体験が凝縮している場所』という言葉に尽きます。
圧倒的な未体験が凝縮している場所。
しかしそれは、心震えるアート作品と出逢った時の感じにも近く、大自然の中に身をおき圧倒的なものと対峙した感じにも近く、美しいアニメーション作品を見終えた感じにも近く、世界各地の絶景に足を運ばせる感じにも近かったです。
今までになかった新しい技術を駆使した【デジタルアート】という領域なのに、無機質な感じがなく、温かみと共に懐かしさや心地よさまでも感じる作品群。この体験は新しかった。
ディズニーランドのようでもあるし、美術館のようでもあるし、公園のようでもあるし遊園地のようでもあるし、映像の世界に身を置いているような感覚でもありました。
これこそが、森ビルとチームラボによる『世界に類を見ない全く新しいミュージアム』の真髄であり、チームラボが今回掲げた“Borderless”のコンセプトそのものなのだと思います。
楽しみかたも人それぞれ。
大人から子どもまで、日本人のみならず海外の人も楽しめるユニバーサルな創造こそが、アートであり新しい未来の遊園地のカタチなのかもしれない。
また行きたいです!!
施設概要
オフィシャルHP
チケット情報や詳細は公式HPよりご確認ください。
施設紹介、各エリアのコンセプトなどはコチラを参考にして下さい。
■施設概要
森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス
営業時間:
月~木 11:00 – 19:00(21:00)
金・祝前日 11:00 – 21:00(22:00)
土 10:00 – 21:00(22:00)
日・祝日10:00 – 19:00 (20:00)
※最終入館は閉館の1時間前
※()内は6/21(木) – 8/31(金)までの特別延長時間です
※営業時間はシーズンによって異なります。休館日第2・第4火曜日
※直近の休館日は6/26, 7/10, 7/24です
会場:
MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless
東京都江東区青海1-3-8 お台場パレットタウン
料金:
大人 高校生以上(15才〜) 3,200円、小人 中学生以下(4〜14才) 1,000円
※7/31(火)までは期間限定オープン記念チケット 2,400円(大人) ※料金は税込み
アクセス公共交通機関:
りんかい線 東京テレポート駅 徒歩5分
新交通ゆりかもめ 青海駅 徒歩5分
*MEGA WEBを通り、パレットタウン大観覧車下。
タクシー:
新交通ゆりかもめ 青海駅にて下車 徒歩5分
*MEGA WEBを通り、パレットタウン大観覧車下。
駐車場情報:
タイムズ ヴィーナスフォートパーキング 24時間 (470台)
タイムズ パレットタウンパーキング 24時間 (450台)
※お車で来場のお客様は、会場出口で提携駐車場2時間無料券をお渡ししております
Instagram #チームラボボーダレス
. チームラボボーダレス🌻 . お花の世界💕💕 . ひまわりだったりガーベラみたいな時もあったり アジサイの時もあったり… その時々でお花が違う🌼💕 . プロジェクションマッピングの技術が 本当にすごいチームラボ! 幻想的な空間だったなぁ… . #チームラボ#teamlab #チームラボボーダレス#teamlabborderless #お台場#パレットタウン #東京テレポート#青海 #ひまわり畑#プロジェクションマッピング #タビジョ#tabijyo#インスタ映え
Pen(ペン) 2018年 7/1 号 [アートの境界を超えるクリエイティブ集団 チームラボの正体。] 新品価格 |
こちらの記事も是非
ブログタイトルにある『微住』とは、「移住・定住」と「旅での滞在」の間にあるような、「旅するように暮らす」「暮らすように旅する」をバッグ一つで実現する、前向きな仮暮らし的生活スタイルであり、地域と繋がるソーシャルアクションのことです。
最新記事 by satoshohei (全て見る)
- 【カレーエコノミー】宮城県岩沼市のふるさと納税『にしきやのレトルトカレー』 - 2020-11-03
- 7/22 高崎経済大学で講演します。 - 2019-07-15
- 【熱海】創業70年以上! 老舗レストラン『宝亭』のカツカレー - 2019-06-29