こんにちは。
ヨソモノ目線で高知を面白がる佐藤翔平(@tempurubato_yh)です。
高知で旅行者の受け入れをしていると、「四国カルスト(天狗高原)に行きたい!」という声が、バイカーを中心に多く集まっていたのが印象的でした。
ありんど高知より引用
高知へ来るまで知らなかった絶景スポット『四国カルスト』は、日本三大カルストの一つなんだそうです。
観光マップを通じて案内することはありましたが高知市からは遠く、細い山道を車で登り続けないとならないので、一年間の滞在中は伺うことができませんでした。
しかし。
高知市からも30分程度で行ける佐川町に『もう一つのカルスト』があることを、佐川の地域おこし協力隊の方々に教えて頂き、車で案内してもらえました。
今回は佐川ナウマンカルストを紹介します。
佐川町:ナウマンとカルスト
酒蔵が続く歴史豊かな文教のまち
佐川町は高知県の中西部、高知市の西方27kmに位置した温暖湿潤な盆地状の町です。お茶や苺、新高梨、文旦などの果物作りが盛んです。
また幕藩時代からの地酒「司牡丹」は県を代表する銘酒です。
明治維新に活躍した田中光顕や世界的な植物学者の牧野富太郎博士など、日本の文化・思想に大きな業績を残した文教人も多く誕生しています。
土佐の三大名園の「青源寺」・「乗台寺」や日本のさくら名所百選に選ばれた「牧野公園」など観光地にも恵まれています。 – 高知家で暮らす
酒蔵のある文教の町 佐川(さかわ)には、カレーで小さな経済圏を作る実験『カレーエコノミー』のイベントで訪問させて頂きました。
(説明が複雑になるので、興味ある方は是非記事を御覧ください)
イベント終了後、佐川のおすすめスポットとして案内してくれた場所の一つが、今回の佐川カルスト。
場所はココらへん
佐川駅から車で5分くらい。
歩いても20分ほどで行ける、まちなかにあるカルストです。
ナウマンカルストに行くには、大通り沿いにある大看板と、その先にある小さな看板を目印に進んで行くとたどり着き易いです。
「ここがナウマングランド」
「向こうにはナウマンションもある」
カルストへ行く道中も、ナウマンの説明も一切ないままに、ナウマンに侵されている町の面白さをシェアしてくれました。笑
因みにナウマンとは‥
ハインリッヒ・エドムント・ナウマン
ハインリッヒ・エドムント・ナウマン(Heinrich Edmund Naumann、1854年9月11日 – 1927年2月1日)は、ドイツの地質学者。
いわゆるお雇い外国人の一人で、日本における近代地質学の基礎を築くとともに、日本初の本格的な地質図を作成。またフォッサマグナを発見したことや、ナウマンゾウに名を残すことで知られる。 – wikipedia
ドイツの地層学者の名前なのだそうです。
車一台が通れる程度の細い道を進んでいくと、やがて開かれた広場のような場所へ突き当たります。
マルシェやライブができそうなステージのある広場。
(マムシ注意の看板が気になります。笑)
佐川ナウマンカルスト
露出した石灰岩の景色
写真だと伝わりづらいですが、バーーッと広がるカルストの風景がいい感じです。
実際に丘を登っていくこともでき、高台まで行って見下ろすことも可能です。
いわゆる『四国カルスト』のような、高原に長く続くカルストをイメージすると少し小規模だとは思いますが、他でなかなか見れない珍しい風景。
町から少しのところでこれが体験できることは、町の大きな魅力の一つだと感じました。
石灰岩が散在するカルスト。
佐川に2度来町し、佐川を「地質のメッカ」として世界に広めた日本地質学の創始者エドモンド・ナウマン博士の名にちなみ、博士の来町100年を記念して造られた公園。
巨大なナウマン象のオブジェが羊の群れのような石灰岩の谷間に置かれている。 – よさこいネット
地質のメッカ‥
地質学者にそう称される、だいぶコアな魅力を持つ佐川に今後も期待です。笑
高知では #四国カルスト という有名なビュースポットがあるけど、実はあまり知られていない #佐川ナウマンカルスト というスポットもある。
ナウマングランドやナウマンションなど、ナウマンに侵されたカオスなエリアだった。
ナウマン象の像があります🐘#さかわ旅 pic.twitter.com/auOHqayQva
— 佐藤翔平 / 横浜暮らし (@temporubato_yh) 2019年2月18日
是非訪れてみてくださいね~。
スポット情報など
佐川ナウマンカルスト
住所:高岡郡佐川町甲 (紫園)
駐車場:有り無料
お問い合わせ:
佐川町管財課 電話 0889-22-7700
高知 微住日記
日本微住計画BLOGをスタートして、初めての微住先となる高知市。ゲストハウス『TOMARIGI HOSTEL KOCHI』のお手伝いをしながら、高知の様々な方々と関わりをもてればと思っています。
▼高知滞在中の出来事は、このページに適宜まとめます。
https://satoshohei.com/kochi-bijyu/
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ブログタイトルにある『微住』とは、「移住・定住」と「旅での滞在」の間にあるような、「旅するように暮らす」「暮らすように旅する」をバッグ一つで実現する、前向きな仮暮らし的生活スタイルであり、地域と繋がるソーシャルアクションのことです。
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