『これからは微住の時代だ。』日本微住計画のビジョン

こんにちは。

微住者 移住者  を増やす活動【日本微住計画】を来年度あたりに立ち上げたいと思っている、移動する生き方4年目 ローカルをオウエンする旅人佐藤 (@tempurubato_yh)です。笑

サトウ

地方に微住 (びじゅう) しよー!!

(全8,500字 読み終わるまで約10分)

はじめに

今回は『微住』という言葉を使って、移住と旅の真ん中にあるような「なんかこれ住んでない?w」みたいな中長期の滞在スタイルの提唱をしてみる。

微住とは

『移住・定住』と『旅での滞在』の間にあるような、「旅するように暮らす」「暮らすように旅する」をバッグ一つで実現する、前向きな仮暮らし的生活スタイルであり、地域と繋がるソーシャルアクションだ。

今まで日本各地10ヶ所以上で微住体験をさせて頂いてきたので、実体験ベースで話せることも有難いことに増えてきた。

微住を提唱する対象は双方に。

・旅する人
・受け入れる人や町

僕自身が取り組んできた移動式ゲストハウス ハウスキャラバンの活動や旅人インレジデンスの構想を通じてみえてきたものをシェアしながら、微住の可能性について迫っていく。

▼ちなみに私はこんな人間です。

NEW BLOG として再始動したばかりなので、「オモシローー」と感じて頂けたら是非シェアして下さい。

旅人を面白がる

昔でいう行商や唄うたい、旅芸人や鋳掛け屋さんなど、移動する生き方をしていた人たちがシェアしていたのは、【仕事としてのサービス】だけではなかった。

これは実際多くの文献や町の発展にも紐づいていて、他の地域の文化を口伝で伝えることや、御土産や土産話を通じてその土地の人たちを楽しませることをしていて、それが元に生まれたお祭りや新しい文化も数多くあるようだ

旅人が社会(町やそこにいる人)と接点を持つことって、本当はとても魅力的で意味があって面白がれることなんだと思う。

そんなことをふまえ、『旅する暮らし』『移動する生き方』を現代に沿わせるカタチで再定義したり、社会実験をしながらその役割や可能性について体験の蓄積をする生活をしている。

移住者誘致合戦に消耗してない?

日本各地何処の町に行っても、移住政策合戦・移住者誘致合戦が行われ、行く先々で自分たちの好きな町に住んでもらおうと様々な取り組みを目の当たりにする。

各地方自治体、本当に深刻な問題でもあるので、活動そのものにはとても共感できるしオウエンもしているのだが、正直どこもかしこも「移住者!! 移住者!!!」となっている状況にちょっと疲れている部分もある。。

誘致する側も、される側も、疲れませんか?

結局『移住』っていってもようは引越しなので、引っ越したい人に対して適切な情報を伝達するための手段を整備してあげて、あとは引っ越すタイミングで引っ越せるサポートをしてあげるのが一番なのだと思うのだが…。

移住コワイ

よく移住を結婚に例えることがある。

僕は恋愛の伝道師でもなんでもないですが、会っていきなり「結婚してくれ!」と迫ってきたり、「住所教えて」と開口一番いわれても、ドン引きもいいところじゃないですか?

移住セミナーでは 今でも【本当に】そういうことが日常的に行われているし、現地へ遊びにいっても直ぐに「ここに骨を埋める気持ちで」…って。。そりゃマッチングも何もありませんよね。

先ずはお友達から…

そんな風には、なれないのでしょうか?

地域おこしは別もの

何をもって『地域おこし』とするかは、おそらく各自治体が目標にしているものや指針が前提にあることだと思いますが、

観光も移住者誘致も地方創生も、全てひと括りにして『地域おこし』と考えているところが実に多い。それぞれ対象も違えば目的も違う。戦略も含め全くの別ものとして考えたほうがいいと思うのだが、これもなかなか理解されていない。

同時に全てを平面的に追っかけるから、

なかなか成果が現れない。

情報拡散力がなさ過ぎる

観光にしても移住者誘致にしても、対象が県外のソトの人なのに、内輪の小さなコミュニティで成果物を報告しあって評価しあっている無意味な活動が本当に多すぎる。

対象者が情報を受け取れる交通整備が必要なのに、それをサボって、「イイモノを作れば拡散される。」なんて大正時代の職人のようなことを今でもやっているのだ。

動画コンテンツにしてもローカルメディアにしてもリデザインしたアレコレにしても、ソトにいる対象者に情報や選択肢を届けることが大切なのに、「良いものが出来たね。」なんて自己満足だけして、熱気のある一部の人たちで形成された内輪コミュニティでグルグル情報がまわるだけ…。

SNSの活用もFacebook投稿に傾倒している世代によって情報発信をされていることが多く、地元の人しか友人がいない人たちでどうやってソトに情報を届けるんですか?という話。SNSを使っているだけまだマシかもしれませんが、SNSの使い分けすらそもそも分かっていないのです。

内側だけで情報を循環させてどうする。

ヨソモノ・ワカモノ・バカモノ

ヨソモノ・ワカモノ・バカモノ なんですよ。

今の地方に必要なのは。

「ヨソモノ・ワカモノ・バカモノ とは具体的に誰だ?」

僕は日常をコンテンツにするのが得意で、フットワークの軽い【旅人やブロガー、フリーのクリエイター】が適しているんじゃないかと思っている

お金の出所が違うのも分かるのでこれは使い道としての提案ですが、良い人材を集めるのが難しい【地域おこし協力隊】を毎年何人も採用するくらいなら、

その予算で旅人やブロガーが気軽に遊びに来れる開かれた場所を作り、そこで自由に寝起きしてもらいながら町の人とコンテンツを一緒に生み出し、発信してくれたほうがよっぽど拡散されるのではと思っています。

発信された投稿や記事、取り組みを情報として受け取る人、つまり旅人やブロガーなどの発信者は、ほかの町ともネットワークを持っていたり、記事テーマに興味のあるソトの人が紐づいているケースも多いので、地域に根ざした活動をしているけれど、いまいち情報が拡散されず成果に繋がらない。と悩んでいる自治体があるのなら、是非実験的に取り入れてみるといいと思う。

しかしこれは関係者をつくるための情報拡散という意味での提案であり、地域おこしのための、補助手段の一つというような位置づけであるということ。拡散がメインになってしまうのも違う。目的があっての情報拡散だ。

そして、情報拡散は諸刃の矢。ネガティブな要素もどんどん拡散されていく恐れがあるので、どのタイミングでそれが必要なのか、そういったことも検討してく必要がある。

▼役に立てないかもしれないけど相談窓口。

SNS情報を公開しているので、何かあればご相談をば。(常時、全てに返信するお約束は出来ません。)

旅人やブロガーは何処にいる?

旅人やブロガー…どうやったら出逢えるの?

Q, 何処にいるの?

A, Twitterです。

正直に言います。

ちょっと悪ふざけしました。

ただ、日本一周星人の生態調査をする(https://twitter.com/nihon999というふざけたTwitterアカウントを通じて、ここ数年日本一周をしている旅人の行動をみてきたので、旅人がTwitter上にたくさんいることは確かです。

お互いに日々をより面白くするために気軽に連絡を取り合い、また美味しい食べ物や安く宿泊が出来るところなど、リアルタイムに情報交換しあっていることも多いので、 『日本一周』という検索ワードをいれて一度見てみて下さい。

ブロガーに関してはフリーランスとして活動する人が多いので、横の繋がり、コミュニティが形成されているケースが多く、『ブロガーが集まる場所』をおさえれば出会えるでしょう。

ブロガーはブログを読んでもらうことが活動の大前提になるので、SNSでの拡散、特に拡散性の高いTwitterにチカラを入れている人が多く、FacebookではなくTwitterをフォローすると、他のブロガーさんの情報もたくさん受け取れるのでいいかもしれません。

地方創生のリアル

地方創生は失敗から学ぶことがたくさんある。しかし、成功事例ばかりがピックアップされており、うまくいっていないところやその理由が全然みえてこない。以下に紹介する本とコラムは、各地域いかにして失敗しているかが書かれている情報なので、是非参考にしてもらいたい。

今の日本各地で行われている「地方創生」のリアルがこの本に集約されている。たくさんの失敗例がつまった良書。地方創生に関わっている方は耳が痛いと思うが、このシリーズも全部みたほうがいい。

▼地方創生のリアル / 東洋経済オンライン

日本微住計画とは

さて、長い前提のお話をした上で、ここからは日本微住計画のお話(妄想)について書いていこうと思う。

日本微住計画は、日本各地に飛び火している『移住計画』の取り組みをモジってパロディにしたものです。今現在は実態のある活動体ではなく『概念』です。

▼京都移住計画

文字遊びを面白がっているだけで、各地で活動されている移住計画の連携や取り組みは、お互いの町を紹介しあったりもしていて、とても良いコミュニティ。オウエンしてます!!

僕らの考える『日本微住計画』は、移住者の奪い合いには参加せず、あくまで関係人口を増やすためのアクションとして、また情報を拡散するための一つの手段としての提案です。

なので、情報もプレイヤーも抱え込まず、惜しみなくシェアします。いえ、シェアすることによりメリットが生まれる仕組みを作り出したいので、率先して手放します。

そう、 キャッチ&リリース です。笑

キャッチ&リリースを日本各地様々な地域で繰り返し、様々な地域の一部を持った人が日本各地を循環するように旅すること、また労働力や発信力を流動化させることで、新たな関係性や一時的な役割の補完を次々に担っていきます。

移動する生き方をする人たちが情報のHUBの一つになり、様々な地域で様々な地域の話をし、またその土地の情報を発信する。一時的な補助要因として地域のサポートをする。

これは、2016年2月末まで活動していたハウスキャラバンの考え方とも一致します。

関係人口をつくること

僕はハウスキャラバンでの活動も、その後に滞在した旭川BIG Eでの住み開きプロジェクトでも、『関係人口をつくる』ということを目的の一つにしていました。

▼自己紹介記事/10.2 旭川住み開きシェアハウス

旭川のシェアハウス生活では、旅人のみならずブロガーさんや情報発信者の方々の受け入れも積極的に行い、お手伝いをしてくれる人に対しては滞在費無料のプランを採用したり、

旭川に関わってくれる関係人口を増やすこと、遊びに来る人や旅をする人のハードルを下げることに注力しながら、旭川になかったコミュニティを創造し、また旭川の人たちとも連携を取りながらヒトコトモノの流動や循環を意図とする取り組みにまい進した。

自己紹介記事/10.2 旭川住み開きシェアハウスより

この関係人口についての話は、一冊の本とAI理論さんのブログ記事をみてもらうのがとてもわかり易いと思う。

A1理論はミニマリスト/地方を救うのは「よそ者」だった!田中輝美さん著『関係人口をつくる』には日本の未来が書いてあったよ!

こんな本があるんだって。

『関係案内所』が大事だと言うソトコト指出さん。

僕も完全同意で、大事なのはまず『観光』ではなく、『関係』だと思う。

移住や定住、二拠点居住はその結果でしかない。

上記 A1理論はミニマリスト BLOGより

「地域の人口」はこれからも減り続ける。

これはもう、日本自体の人口が減り続けるから仕方がない。

けど、「地域に関わる人材」は増やすことができる!!

というのが田中さんの持論です。

上記 A1理論はミニマリスト BLOGより

今の移住者誘致合戦に対する違和感や第三の選択肢として、『関係人口』という要素に注目されています。是非ブログを読んでみてください♪

▼移住・定住をせずとも地域の仲間になる – ローカルジャーナリスト・田中輝美と『ソトコト』編集長・指出一正が語る「関係人口」とは

こちらもわかり易くまとめてあるおススメ記事です。

2017.08 玄関先にて

チーム 流動創生

似たような取り組みとして、ハウスキャラバンの活動の前年から同じような動きをしているのがチーム『流動創生』!!

当時、福井県南越前町の地域おこし協力隊だった荒木さんが、地域おこし協力隊としてあてがわれた活動予算で、ほかの町のお手伝いをする計画を立てる暴挙に。そして、それを南越前町も進んで承認してしまう暴挙に。笑

もちろん計画的犯行!!

自らが他の町のお手伝いに出向くことで関係性をつくり、町を知ってもらうきっかけや共に何かを起こすきっかけをつくる活動をしていた。

関係性づくりはきっかけづくり。

ウチにこもって業務をこなすだけではなく、どんどんソトに出て行くことによって、まちを知ってもらうきっかけをつくる。僕らのように旅人が勝手にやるのではなく、一つの町に根付いているコミュニティが出て行く…ということで、また違う付加価値を持たせられるのだと思う。面白い取り組みだ。

▼ greenz.jp / 旅するように生きる“風の人”と地域に根ざす”土の人”をつなぎたい。 福井・南越前町が提唱する「流動創生」とは?

詳しくはgreenz.jpでまとめられた記事が参考になる。

流動創生の考え方も僕らと同じで、「減り続けるパイの奪い合いをして消耗しても仕方ないんじゃないか?」ということをいっている。

僕自身が日本一周の旅に出たことの一つの理由でもあるが、日本という国全体で支えあえる関係性づくりを築いていったほうが、持続性と向き合う上での共存関係や協力関係がつくれると思うし、

震災をはじめ どの町でいつ何が起こるかわからない時代に、様々なセーフティネットを独自に張っておくことや、すぐに手を貸しあえる関係性をつくっておいた方が生き残れる可能性が高いと思っている。

別記事で紹介した援農キャラバンの取り組みも、各地を援農しながら旅するというコンセプトが出発点だ。労働力のシェア、余剰部分のコウカンは、今後も様々なカタチで取り込まれていくと思う。第三、第四の選択肢を生み出していきたいものだ。

▼【ソーシャルグッド】和歌山 下津町 蜜柑援農プロジェクト / FROM FARM

流動創生の取り組みについては是非HPで進捗を追っかけてみて欲しい。そして、新たな仲間探し、拠点探しも同時に行っているようなので、興味があれば是非コミットしてください!!

▼流動創生 HP

▼流動創生 RECRUIT

現代日本の都市と地方を取り巻く課題のカギは

社会における最も重要な資源たる「人材の流動化」にあります。

数としての「人口の奪い合い」ではなく、質としての「人材の流動化」を。

一人ひとりが変化を恐れず、その時々に最も高い生産性を発揮できる社会をつくることが、私たちの使命です。

流動創生 RECRUITより

よもやま…

「時代は日本微住計画じゃッ!!」なんていっても、特にいまのところ何かを考えているわけではない。Twitterで色々とやり取りしているなかで、『微住』という言葉がなんとなく出てきて、それを色んなフォロワーさんたちと面白がったのがきっかけ。

▼これからの地方の移住者誘致で大事なことは、「グローバルネットワークとつながること」なんじゃないかな??

『微住』、いいね!(笑)

『地の民』に相当する言葉が『定住』、

『水の民』に相当する言葉が『移住』、

そうなると『風の民』に相当する言葉が『微住』でいいと思うw

『ゲストハウス』と『移住』のちょうど間らへんw

A1理論はミニマリスト BLOGより

地方のローカルネットワークが取り合いするのは単発の移住者ではなく、『風の民』、特に、

「コミュニティの『生産性』」

が高いレアな『風の民』であるべきなんじゃないかな?

というか、おそらく、

それが軍師的な発想だ。 

A1理論はミニマリスト BLOGより

今後は、グローバルネットワークと繋がっている旅人、つまり、

「コミュニティの『生産性』」

が高い旅人をいっぱい集めることが出来た自治体が、芋づる式にブロガーを集め、そこから物理的かつ、仮想的な町を形成していくと僕は思う。

逆にそれが出来ない自治体は、町自体にどれだけ魅力があっても人が集まらないと思う。

そりゃそうだ、

受粉のファクターとなるミツバチをブロックしちゃってるんだから。

A1理論はミニマリスト BLOGより

と、たくさん引用した言葉を添付しましたが、僕らは今こんなことを考えていて、移動する生き方をする人のハードルを下げるお手伝いを、様々な地域の方と連携しながら目指せたらと思っている。

受け皿を作ること、関係案内所を作ること、最後の一押しとして双方の間に入ってあげること、事例を作っていくこと。ハードルを下げるために様々な取り組みを今後もしていきたい。

何故なら、日本各地を巡りながら旅するように生活をしたり、地域と繋がりを持ちながら情報発信を通じてお手伝いをしたいというニーズが周りでも増え始め、

一方で何かアクションは興しているけど情報拡散が上手くいかなくて、必要な場所に必要な人を招き入れることが出来ていない人たち、また招き入れ方が分からない人たちが増えているからだ。

僕らの活動、考え方は追い風を受けている。

『関係人口』という言葉の普及と共に、様々な関わり方がいわれるようになってきたし、受け皿のほうも少しずつ増えてきた。今後微住計画フォルダのほうで、随時概念や情報の共有をしていこうと思う。是非チェックしてください!!

▼ブロガーインレジデンスに注目。滞在費無料情報 探し方まとめ

▼【宮城】南三陸 花見山ハウス ブロガーインレジデンスをオウエン

サトウ

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名前:佐藤翔平 / 活動:日本のローカルをオウエンする旅人。 【移動する生き方】を実践する中でみえてきた多様な知見を共有しながら、日本各地の人と面白がれる明日を創るべく様々な社会実験をしています。  
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