全国16地域がヨソモノを受け入れる『ふるさとワーキングホリデー』と微住旅について

サトウ

こんにちは。

ローカルをオウエンする旅人 佐藤翔平(@tempurubato_yh)です。

本日は、平成30年度から予算のついた『ふるさとワーキングホリデー』の取り組みと、僕の提唱する微住旅について紹介できたらと思います。

1月、2月と説明会も開催される予定となっているので、興味のありそうな方が周りにいれば、是非情報をシェアしてあげてくださいー。

総務省 平成30年度予算

少し前に、総務省の平成30年度予算についての記事を書きました。

おかげさまで、多くの方に読まれています。

総務省の平成30年度予算が先日新たにHPで発表され、「関係人口」創出事業に対し、2.5億円の予算が正式に充てられることになったようだ。

ここでは、最近拡がりをみせる新しい概念『関係人口』に対して予算配分がされた…というような内容と共に、総務省のHPで公表されているスライドを紹介させてもらいました。

※関係人口という概念について知りたい方は、ブログ内の関連記事をこちらにまとめているので是非に。

参照:
https://www.chiikinogennki.soumu.go.jp/jokyo/tokyo/13101/files/h30yosan.pdf

そこで紹介した『関係人口』の予算と共に、今回新規で予算配分がなされている取り組みの一つが、この『ふるさとワーキングホリデー』。

分かりやすいポータルサイトがあるので、こちらを通じて情報共有して行きたいと思います。

ふるさとワーキングホリデー

ふるさとホリデーHPより引用

2017年の段階で、この取り組みについては知っていたのですが、今まで国の動きにはあまり期待しておらず… 民間や個人の取り組みばかりに注目していたので、正直スルーしていた制度でした。

しかしながら、改めてみていくと、自分たちと重なる部分も少なくないので、今回面白がって取り上げた次第です。(いい流れ)

総務省:ふるさとワーキングホリデー

ふるさとワーキングホリデーとは、都市に暮らす若い人たちが、一定の期間、地域に滞在し、働いて収入を得ながら地域の人たちとの交流や学びの場などを通して、通常の旅行では味わえない、地方をまるごと体感してもらい、地域とのかかわりを深めてもらおうというものです。

ふるさとホリデーHPより引用

まさに、僕の提唱する『微住旅』を実践できる手段の一つ…という感じの文言が、トップページに飛び込んできます。

都市に暮らす若い人たちが、一定の期間、地域に滞在し、働きながら、地域の人たちと交流の場や学びの場などを通じて、通常の旅行では味わえない、地域をまるごと体感してもらい、地域とのかかわりを深めてもらおうというものです。 – ふるさとホリデーHPより引用

この考え方は、ブログでも度々取り上げている『関係人口』になるための手段の一つでもありますし、東北食べる通信を立ち上げた高橋博之さん著書『都市と地方をかきまぜる 「食べる通信」の奇跡の中でいわれている、『逆参勤交代』の仕組みとも通ずると思います。

※書籍に関しては、詳しくはこちらの記事で紹介しています。

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また、先日『微住旅』を解説するために紹介した、蒼井優主演の映画『百万円と苦虫女』を、公共制度を通じて行うようなアクションでもあるかもしれません。

「今の人生に迷っているなら、とりあえず生きられる環境を確保しながら移動してみたら?」蒼井優主演の映画『百万円と苦虫女』から考える微住の旅について。

実施地域 一覧

北海道 / 福島県 / 石川県 / 福井県 / 岐阜県 / 京都府 / 兵庫県 / 鳥取県 / 島根県 / 岡山県 / 山口県 / 愛媛県 / 高知県 / 福岡県 / 熊本県 / 宮崎県 ふるさとホリデーHPより引用

2018年1月時点で、実施受け入れを表明している地域の一覧です。

ふるさとワーキングホリデーHP上で紹介されている、各運営団体先へのリンクが貼ってあります。

各地域ごとに、サイトの雰囲気や待遇、滞在条件などが異なり、なかなか面白いムーブメントに感じます。

東日本エリアの受け入れが弱いように感じますが、2017年度は全国8地域のみだったそうなので、2年目にして受け入れ地域が倍増しているという状況です。(行きたい地域、ありましたか?)

総務省が今年(2017年)の1月から、日本国内8か所の地域で「ふるさとワーキングホリデー」という取り組みを開始しました。

地方で一定期間の休暇を過ごすと共に、期間中はその地域で働きながら滞在費を補います。また、その活動のかたわらで、地域住民との交流(イベント)や学びの場(地域勉強会)を通じて田舎暮らしを体感ができるという制度なのです。 - Fledge

説明会情報

じつは、1月・2月と入場無料の説明会が立て続けにあり、HPにて一覧で情報が掲載されています。

これまで北海道や福井県、宮崎県での説明会は行われてきたそうですが、今週以降、大阪・東京などの都市圏での大規模説明会が行われる予定となっています。

2018年1月27日(土) 大阪会場 梅田スカイビル

2018年1月28日(日) 東京会場 TKP品川カンファレンスセンター

2018年2月3日(土) 東京会場 AP渋谷道玄坂渋東シネタワー

2018年2月4日(日) 大阪会場 梅田スカイビル

開催時間や応募方法など、HP上に詳細がありますので、気になる方は説明会情報のページをご確認下さい。

関連情報

ふるさとワーキングホリデーのPR動画やFacebook ページなど、関連情報も合わせて紹介します。

おわりに

参照:
https://www.chiikinogennki.soumu.go.jp/jokyo/tokyo/13101/files/h30yosan.pdf

冒頭紹介した『平成30年度 地域力創造グループ施策について』のスライドをみると、昨年までの取り組みについての記載もありました。

モデル事業の実績として『3,200件以上の申込みがあり、1,300人を超える者が参加。』ということも書かれており、今回新規で予算が配分されたことによって、告知手段や情報の流れかたがまた変わってくると思うので、今後の拡がりに期待したいです。

微住旅

『関係人口』という言葉の拡がりにしろ、この『ふるさとワーキングホリデー』の取り組みにしろ、『必ずしも移住定住をしなくても地域と関われる』という考えかたに対して、許容するような動きが増えてきたように思います。

僕らが2016~2017年に実施した『移動式ゲストハウス ハウスキャラバン』 の取り組みや、その前年から活動実績のある『流動創生』の取り組みなど、当時あまり理解されなかった動きが、少しずつ理解されるようになってきたことは単純に嬉しいです。

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ソトコト2月号で特集されているヨハクデザインさんなど、プレイヤーの可視化やその実例の蓄積もされて始めていて、とても面白い流れが来ていると思います。

しかし、様々な体験をさせて頂いた僕らには、ヨソモノがヨソの町と関わることに対して、肌感覚で感じてきた様々な蓄積もあります。(幾つもの注意や配慮があると思っています)

慎重かつ丁寧に、今後も『関係人口』を増やすための概念共有をしていきたいと思っています。

関係人口とは

関係人口とは、言葉のとおり「地域に関わってくれる人口」のこと。自分でお気に入りの地域に週末ごとに通ってくれたり、頻繁に通わなくても何らかの形でその地域を応援してくれるような人たち。

『関係人口』に関する記事を、専用ページにて蓄積することを始めました。

平成30年度、総務省では「関係人口創出事業」に対し2.5億円の予算を既に計上しており、今後一層注目される言葉になっていくと予想しています。

▼ブログ内の『関係人口』記事はこちらに

https://satoshohei.com/kankeijinkou-matome/

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サトウ

旅する暮らしを通じて、今の日本を体感しよう。

こちらの記事も是非

2019年は『移動元年』。デュアラーやアドレスホッパーという言葉も登場し、月額制の多拠点居住サービスも増え、移動する生きかたを実践する環境が整ってきました。…ということで、登壇中にお話したサービスをまとめました。
毎年滞在拠点を変え、旅するように違う地域で学べる仕組みを提供する。 学校法人『さとのば大学』設立準備プロジェクトが、クラウドファンディングで1,000万円の資金調達を成功させました。
徳島県阿波市、長崎県壱岐市、長野県木曽町、沖縄県国頭村、福井県鯖江市の5市町村が連携して、移り変わりながら家賃無料で住むことができる、新しい移住体験プログラムを開始したそうです。
関係人口という概念が広がりつつある今、ハウスキャラバンでの活動や旅人インレジデンスの発想をもとに、『旅するように暮らす』『暮らすように旅する』を考える。移動する生き方をしながら地域と関わる【ローカル×ソーシャル×旅】の新しい仕組み。

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名前:佐藤翔平 / 活動:日本のローカルをオウエンする旅人。 【移動する生き方】を実践する中でみえてきた多様な知見を共有しながら、日本各地の人と面白がれる明日を創るべく様々な社会実験をしてきました。 令和元年より、横浜市のBtoB企業で広報を担当しています。 
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