こんにちは。
微妙に住んでいると書いて『微住』。旅でも移住でもない、微住生活を過ごしている ローカルをオウエンする旅人 佐藤翔平(@tempurubato_yh)です。
高知発祥の『味噌カツラーメン』をご存知でしょうか。
本日は、こってり×こってりのボリューミーな満腹ラーメンの紹介です。
鈴木食堂 味噌カツラーメン
『こってり味噌ラーメン』の文字が大きく書かれた鈴木食堂。
車の往来が多いエリア。
今回訪れたのは、郊外型のロードサイド店舗が並ぶ、土佐道路沿いにあるラーメン屋さんです。
札幌ラーメンが西山ラーメン。
高知で西山製麺の麺を取り寄せて営業をしている、北海道をルーツにもつ人気のラーメン屋さん。
18時過ぎに訪問したので、夜のセットメニューの看板が表に出ていました。
ラーメンの価格にちょっと上乗せするだけで、様々なバリエーションのセットメニューが付いてくるようです。
この日は味噌カツラーメン一択だったので、セットメニューは流し見して店内へ。
店内は広く50席くらい
玄関を入るとすぐ、カウンターと座敷席、厨房のあるエリアが現れるのですが、お客さんの姿はなく、予約席と書かれた札が各テーブルに置いてありました。
するとすぐ店員さんに声をかけて頂き、隣の部屋へ通されました。
奥の部屋は4人掛けのテーブル席と座敷席が幾つか並んでいました。
僕が注文してから料理が到着するまでに、3組ほどのお客さんの出入りがありましたね。
夜の早い時間だったからか、混雑には巻き込まれませんでした。
豊富なメニューの数々
ラーメンのメニュー数も多めですが、それ以外のメニューがとても充実しています。
『食堂』と店名に書いてある意味も、なんだか理解できた気がします。
カツだけじゃなくて、豚バラや唐揚げのラーメンもあるのか!!
お目当ての『味噌カツラーメン1,010yen』を注文し、いつも通り しばしのあいだ周りを観察してみます。
昭和の落ち着く雰囲気。
本棚には、ズラッと漫画本や新聞が並んでおり、シャ乱Qやモーニング娘、小泉今日子や尾崎豊などのBGMが流れてきます。
80年、90年、00年代の、イイ感じの選曲が妙に落ち着きます。
北海道の観光ポスターも幾つか飾られていました。
オーナーさんが北海道民なんだろうか…僕も北海道は縁がある場所なので、とてもお店の背景が気になりました。
味噌カツラーメン
ドーーン!!!!
インパクトのある見た目、これが高知の『味噌カツラーメン』です。
サクサクに揚がった豚カツが、少しずつ味噌ラーメンのスープを吸って重たそうになっている。。
浸していいのか、浸さない方がいいのか。
この状況をどうすればいいか分からない僕は、サクサクが保たれている一部の豚カツを、豚カツの上に重ねていく作戦にでてみました。(正解が分からないww)
ネギともやしで形成された小高い丘に、重くなった豚カツをのせて、とりあえず麺とスープを楽しんでみることに。
こだわりのロースカツ
豚カツは、いわゆる脂身たっぷりな感じではなく、赤身の旨さも感じられるさっぱり系のカツ。
カツにもこだわりがあるようで、壁にこんな張り紙がありました。
当店では、とんかつに肩ロース肉を使用しています。
赤身と脂身のバランスがよく、ロースよりも豚のうま味が濃く、当店のスープとの相性も良い為です。美味しさの秘密は、ご注文を受けてから、衣を付けて揚げているからです。
ラーメンスープに合うカツ??
ちょっとその感覚が僕にはよく分からないですが、笑 確かにサクッサクの豚カツでした。
高知唯一。西山製麺を使用した味噌ラーメン
熟成多加水の中太ちぢれ麺。
麺の製法などには詳しくありませんが、ツルツルとしながらも、しっかりと小麦を感じる、スープと絡む卵麺。美味しいです。
濃厚さっぱりスープ
味噌ラーメンの中では、わりと豚骨を感じるトロッとしたスープ。でも、豚骨ラーメンほどくどくなく、味噌のコクと、一方であっさりしたあと味を共に感じられます。
ニンニクや唐辛子系の辛みも感じられ、スタミナ系の要素もありながら、でも最後まで飲み干せそうなさっぱり感。これは不思議な感覚でした。
チャーシューがトロトロでウマい。
そして、豚カツのラーメンにも関わらず、チャーシューが現れました。
このチャーシューが絶品。次はチャーシュー麺を注文したいと思うくらい、「チャーシューーーーー!!!! 」っとなりました。
これは、、、、
写真を撮影しながら、ひと通り単体の味を楽しんでいると、衣がスープを吸いきってはがれ始めているではありませんか。
これを良しとするのか、これはダメな食べかたへ向かっているのか…
正解が分からない。正解が分からない。。
(一人でテンパリながら、ゴールを目指す我。)
おわりに
その見た目から、たいそうボリュームがあるように感じていましたが、こってりの掛け算は『意外とさっぱり??』な感覚へと向かわせ、気が付いたら美味しさを感じる余裕があるまま、食べ終わりを迎えていました。
絶対さっぱりじゃない、絶対さっぱりじゃない…
絶対さっぱりじゃないラーメンなんですが、スープのこってりが、カツのこってりを上回っていることで、(先ず)カツがさっぱりと感じられ、その錯覚が(何故か)ラーメンをもさっぱり?? へと向かわせている。
これは摩訶不思議アドベンチャーなラーメンでした。
微住して8ヶ月。
そろそろチャレンジするか…と、鈴木食堂さんで味噌カツラーメンを注文。
高知のローカルを伝えようとすると、度々大食いにあたる。😅
大食いと酒飲み is 高知ローカル。#鈴木食堂#味噌カツラーメン#ジスイズ高知 pic.twitter.com/sM4vzVGcZC
— 佐藤翔平 / 日本微住計画 in高知 (@temporubato_yh) 2018年10月15日
『さっぱり×こってり』である、うどん・そばと天ぷら・フライの掛け算は分かるのですが、『こってり×こってり』の掛け算で生まれる、相乗効果的にリフレインする美味しさには、今回僕は気付くことができませんでした。
(なんで組み合わせるの?が、終始あたまの中を駆け巡っていました。)
美味しかった。美味しかったけども。
分からない、何故あなた達はこれを組み合わせるのか。
まだまだ僕自身修行が足りないのかも。
そんなことを考えながら、あっという間に過ぎ去った初体験。
発祥はラーメン豚太郎
味噌カツラーメンの発祥は、高知県でラーメン店をチェーン展開する「ラーメン豚太郎(とんたろう)」です。- NAVER
豚太郎の3代目社長によると、高知県で味噌ラーメンを最初に出したのは1967年(昭和42年)に開店した豚太郎だった。豚太郎はラーメン店の前は食堂をしており、食堂で人気だったカツ定食のカツをラーメンに入れれば美味しいのではないかと思い、味噌ラーメンに1口カツを入れたのが始まりとのことです。- NAVER
グーグルでサクッと調べただけなので真意は分かりませんが、人気のものを組み合わせたことがこのラーメンを誕生させたようです。
何度か味わってみると、もしかしたら見えてくる景色があるのかもしれないな。
他のお店でも『味噌カツラーメン』食べてみようと思います。
ご馳走様でした。
※『豚太郎』行ってきました。
お店の情報
鈴木食堂
住所:高知県高知市城山町199−3
電話:088-834-3323
営業時間:11時30分~15時30分(LO15:00) , 17時30分~22時30分(LO22:00)
定休日:木曜日??
駐車場: 8台(店の前、裏にも)
高知 微住日記
日本微住計画BLOGをスタートして、初めての微住先となる高知市。ゲストハウス『TOMARIGI HOSTEL KOCHI』のお手伝いをしながら、高知の様々な方々と関わりをもてればと思っています。
▼高知滞在中の出来事は、このページに適宜まとめます。
https://satoshohei.com/kochi-bijyu/
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ブログタイトルにある『微住』とは、「移住・定住」と「旅での滞在」の間にあるような、「旅するように暮らす」「暮らすように旅する」をバッグ一つで実現する、前向きな仮暮らし的生活スタイルであり、地域と繋がるソーシャルアクションのことです。
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