【高知】こってり×こってり 鈴木食堂で高知発祥の味噌カツラーメンを食べた。

サトウ

こんにちは。

微妙に住んでいると書いて『微住』。旅でも移住でもない、微住生活を過ごしている ローカルをオウエンする旅人 佐藤翔平(@tempurubato_yh)です。

高知発祥の『味噌カツラーメン』をご存知でしょうか。

本日は、こってり×こってりのボリューミーな満腹ラーメンの紹介です。

鈴木食堂 味噌カツラーメン

『こってり味噌ラーメン』の文字が大きく書かれた鈴木食堂。

車の往来が多いエリア。

今回訪れたのは、郊外型のロードサイド店舗が並ぶ、土佐道路沿いにあるラーメン屋さんです。

札幌ラーメンが西山ラーメン。

高知で西山製麺の麺を取り寄せて営業をしている、北海道をルーツにもつ人気のラーメン屋さん。

麺を造り始めて70年。西山製麺の歴史をはじめ、「製麺のこだわり」や「開業支援・調理指導」「品質・安全への取り組み」「海外への展開」など西山製麺の取り組みや事業内容をご紹介しています。サッポロラーメンの食文化をお客様と共につくりあげていきます。

18時過ぎに訪問したので、夜のセットメニューの看板が表に出ていました。

ラーメンの価格にちょっと上乗せするだけで、様々なバリエーションのセットメニューが付いてくるようです。

この日は味噌カツラーメン一択だったので、セットメニューは流し見して店内へ。

店内は広く50席くらい

玄関を入るとすぐ、カウンターと座敷席、厨房のあるエリアが現れるのですが、お客さんの姿はなく、予約席と書かれた札が各テーブルに置いてありました。

するとすぐ店員さんに声をかけて頂き、隣の部屋へ通されました。

奥の部屋は4人掛けのテーブル席と座敷席が幾つか並んでいました。

僕が注文してから料理が到着するまでに、3組ほどのお客さんの出入りがありましたね。

夜の早い時間だったからか、混雑には巻き込まれませんでした。

豊富なメニューの数々

ラーメンのメニュー数も多めですが、それ以外のメニューがとても充実しています。

『食堂』と店名に書いてある意味も、なんだか理解できた気がします。

カツだけじゃなくて、豚バラや唐揚げのラーメンもあるのか!!

お目当ての『味噌カツラーメン1,010yen』を注文し、いつも通り しばしのあいだ周りを観察してみます。

昭和の落ち着く雰囲気。

本棚には、ズラッと漫画本や新聞が並んでおり、シャ乱Qやモーニング娘、小泉今日子や尾崎豊などのBGMが流れてきます。

80年、90年、00年代の、イイ感じの選曲が妙に落ち着きます。

北海道の観光ポスターも幾つか飾られていました。

オーナーさんが北海道民なんだろうか…僕も北海道は縁がある場所なので、とてもお店の背景が気になりました。

味噌カツラーメン

ドーーン!!!!

インパクトのある見た目、これが高知の『味噌カツラーメン』です。

サクサクに揚がった豚カツが、少しずつ味噌ラーメンのスープを吸って重たそうになっている。。

浸していいのか、浸さない方がいいのか。

この状況をどうすればいいか分からない僕は、サクサクが保たれている一部の豚カツを、豚カツの上に重ねていく作戦にでてみました。(正解が分からないww)

ネギともやしで形成された小高い丘に、重くなった豚カツをのせて、とりあえず麺とスープを楽しんでみることに。

こだわりのロースカツ

豚カツは、いわゆる脂身たっぷりな感じではなく、赤身の旨さも感じられるさっぱり系のカツ。

カツにもこだわりがあるようで、壁にこんな張り紙がありました。

当店では、とんかつに肩ロース肉を使用しています。

赤身と脂身のバランスがよく、ロースよりも豚のうま味が濃く、当店のスープとの相性も良い為です。美味しさの秘密は、ご注文を受けてから、衣を付けて揚げているからです。

ラーメンスープに合うカツ??

ちょっとその感覚が僕にはよく分からないですが、笑 確かにサクッサクの豚カツでした。

高知唯一。西山製麺を使用した味噌ラーメン

熟成多加水の中太ちぢれ麺。

麺の製法などには詳しくありませんが、ツルツルとしながらも、しっかりと小麦を感じる、スープと絡む卵麺。美味しいです。

濃厚さっぱりスープ

味噌ラーメンの中では、わりと豚骨を感じるトロッとしたスープ。でも、豚骨ラーメンほどくどくなく、味噌のコクと、一方であっさりしたあと味を共に感じられます。

ニンニクや唐辛子系の辛みも感じられ、スタミナ系の要素もありながら、でも最後まで飲み干せそうなさっぱり感。これは不思議な感覚でした。

チャーシューがトロトロでウマい。

そして、豚カツのラーメンにも関わらず、チャーシューが現れました。

このチャーシューが絶品。次はチャーシュー麺を注文したいと思うくらい、「チャーシューーーーー!!!! 」っとなりました。

これは、、、、

写真を撮影しながら、ひと通り単体の味を楽しんでいると、衣がスープを吸いきってはがれ始めているではありませんか。

これを良しとするのか、これはダメな食べかたへ向かっているのか…

正解が分からない。正解が分からない。。

(一人でテンパリながら、ゴールを目指す我。)

おわりに

その見た目から、たいそうボリュームがあるように感じていましたが、こってりの掛け算は『意外とさっぱり??』な感覚へと向かわせ、気が付いたら美味しさを感じる余裕があるまま、食べ終わりを迎えていました。

絶対さっぱりじゃない、絶対さっぱりじゃない…

絶対さっぱりじゃないラーメンなんですが、スープのこってりが、カツのこってりを上回っていることで、(先ず)カツがさっぱりと感じられ、その錯覚が(何故か)ラーメンをもさっぱり?? へと向かわせている。

これは摩訶不思議アドベンチャーなラーメンでした。

『さっぱり×こってり』である、うどん・そばと天ぷら・フライの掛け算は分かるのですが、『こってり×こってり』の掛け算で生まれる、相乗効果的にリフレインする美味しさには、今回僕は気付くことができませんでした。

(なんで組み合わせるの?が、終始あたまの中を駆け巡っていました。)

美味しかった。美味しかったけども。

分からない、何故あなた達はこれを組み合わせるのか。

まだまだ僕自身修行が足りないのかも。

そんなことを考えながら、あっという間に過ぎ去った初体験。

発祥はラーメン豚太郎

味噌カツラーメンの発祥は、高知県でラーメン店をチェーン展開する「ラーメン豚太郎(とんたろう)」です。- NAVER

豚太郎の3代目社長によると、高知県で味噌ラーメンを最初に出したのは1967年(昭和42年)に開店した豚太郎だった。豚太郎はラーメン店の前は食堂をしており、食堂で人気だったカツ定食のカツをラーメンに入れれば美味しいのではないかと思い、味噌ラーメンに1口カツを入れたのが始まりとのことです。- NAVER

グーグルでサクッと調べただけなので真意は分かりませんが、人気のものを組み合わせたことがこのラーメンを誕生させたようです。

何度か味わってみると、もしかしたら見えてくる景色があるのかもしれないな。

他のお店でも『味噌カツラーメン』食べてみようと思います。

ご馳走様でした。

※『豚太郎』行ってきました。

ご当地グルメ『味噌カツラーメン』を食べに豚太郎へ。高知で初めて味噌ラーメンを提供したお店、お店ごとに味もメニューも異なるチェーン店、味噌カツラーメンの発祥店…創業して50年以上が経過する老舗ラーメン店の魅力に迫る。

お店の情報

鈴木食堂

住所:高知県高知市城山町199−3
電話:088-834-3323

営業時間:11時30分~15時30分(LO15:00) , 17時30分~22時30分(LO22:00)
定休日:木曜日??

駐車場: 8台(店の前、裏にも)

高知 微住日記

日本微住計画BLOGをスタートして、初めての微住先となる高知市。ゲストハウス『TOMARIGI HOSTEL KOCHI』のお手伝いをしながら、高知の様々な方々と関わりをもてればと思っています。

▼高知滞在中の出来事は、このページに適宜まとめます。

https://satoshohei.com/kochi-bijyu/

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▼Facebook:@satoshoheicom

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名前:佐藤翔平 / 活動:日本のローカルをオウエンする旅人。 【移動する生き方】を実践する中でみえてきた多様な知見を共有しながら、日本各地の人と面白がれる明日を創るべく様々な社会実験をしてきました。 令和元年より、横浜市のBtoB企業で広報を担当しています。 
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