「高知で珈琲の木を育ててるんですか?」コーヒー研究所Mで自分だけの一杯に出会う。

サトウ

こんにちは。

微妙に住んでいると書いて『微住』。旅でも移住でもない、微住生活を過ごしている ローカルをオウエンする旅人 佐藤翔平(@tempurubato_yh)です。

『 えっ、高知でコーヒーの木を育てているんですか??』

『しかも、オーガニックで?? 』

オーナーさんとの会話の中で、全く想定していなかったお話が出てきて、とても驚かされた出会いとなりました。

今日は、コーヒー研究所・M の紹介です。

 コーヒー研究所・M

近くにある『レストラン ヘラ』で昼食を済ませ、少し自転車を走らせコーヒーを飲みに来ました。

高知にあるローカルなファミリーレストラン『ヘラ』でトルコライスを食べてきました。古い洋館のような店内が素敵な、是非おススメしたいと思えるお店でした。

『コーヒー研究所 M』という変わったネーミングの喫茶店。

もともとMYコーヒー研究所だったのか??

剥がれた Y はいずこへ…お店の入り口には『喫茶MYコーヒー』という看板もあり、店名の謎を思考しながら階段を上ります。

明るい店内

ちょうどお客さんと入れ違いになり、店内は僕一人。

円形の店内は、僅かな照明と日の光によって明るく照らされていました。

奥には立派な焙煎機と生豆が入ったコーヒー樽。

手前には色とりどりのコーヒーカップが並んでいます。

メニュー一覧

メニューはこんな感じです。

珈琲に特化したお店ではありますが、喫茶店メニューのそれのように、パスタやカレー、そしてパンやケーキが豊富にありました。

今一番人気なのがモーニングで提供される『ホットサンド』。

ちょっと変わったものが挟んであるようで、インスタグラムなどでジワジワお客さんが集まってきてるようです。

Instagram: #コーヒー研究所m

コーヒーのカウンセリング

初めてのお店では、お店の顔である『ブレンドコーヒー』をたいてい注文するのですが、ここではブレンドコーヒーを注文した先に、もう一つ二つ、お店の方からオーダーを確認されます。

「あっさりが好き?コクがある感じが好き?」

「酸味や甘みはどう?」

コーヒーを飲み慣れていないと少し答えづらい質問かもしれませんが、好みを伝えればそれに近付けた珈琲を淹れてくれます。

僕は「深めのコク、酸味は強すぎず甘みは適度な感じで」と、やんわりした注文をしました。

(「好きな感じ」に正しいも間違いもないので、飲みたいイメージをただ伝えれば大丈夫です。)

試飲入ります~。

珈琲の好みを伝えると、しばらくしてオーナーさんが小さなカップを持ってきてくれます。

「こんな感じ?」

「もう少し深い方がいいかな?」

コーヒーを通じて会話をします。

もう少し濃いめで…とお話をし、少し調合を変えて出してもらうことに。

せっかくお金を払ってコーヒーを飲んでもらうんだから、自分好みの美味しい珈琲を飲んでほしい…

お客さんによっては、3回くらい試飲をしてもらうこともあるようです。ブレンドの調合を変え、改めて好みに合わせて淹れ直してくれます。

珈琲の美味しさを体感してほしい、職人気質なオーナーさんの人間性が現れるサービス。

ブレンドコーヒー (柿のババロア付き)

ブレンドコーヒー 450yen

ハンドドリップで丁寧に抽出してくれた、自分好みのブレンドコーヒー。

「ブレンドコーヒー」というメニューではなく、お客さんに合わせてブレンドを変えて提供している「カスタム:ブレンドコーヒー」が正しいと思います。

まさに、ONE BIRTHDAYS の パーソナルブレンドコーヒー です。

to Shohey Blend Coffee 誕生。 大切な人に贈る、 『あなたをイメージした世界で一つのブレンドコーヒー』 が素敵。コーヒーのプロと共に調合する、パーソナルブレンドコーヒーサービスとは。

うんっ、コクがあって深みもあって美味しい。

珈琲はとても美味しかったし、柿のババロアも楽しめました。

オーナーの多和さん(女性)は、焙煎歴40年のベテラン焙煎士。

引き続き、珈琲談議に花が咲きます。

浅煎りのコーヒー豆が魅力

浅煎りがキレイに焼ける…

お店をしていて一番自信を持っているところが、『浅煎りの焼き』なんだそうです。

こちらの珈琲豆は『インド モンスーンマラバール』という種類。華やかな香りと甘み、紅茶のような珈琲になるんだとか。

「センターカットで割って香りを嗅いでみて。」

珈琲の真ん中のくぼみのことをセンターカットというのですが、珈琲のようで珈琲ではない、香ばしい豆の香りがしました。

そのまま食べさせて頂いたのですが、かすかな苦みや風味を感じるものの『香り高い硬い豆』という表現が近かったです。

(節分の時に投げたくなるヤツですね)

店内は観葉植物でいっぱい。

南国市のHACHIYA CURRYのように『鉢屋×珈琲』なのかな?と思いスルーしていた玄関口も、あるPOPをみつけて状況が一変しました。

精肉を扱う仕事をしていた旦那さんと、花屋さんで働いていた奥さんのご夫婦で運営している【鉢屋+カレー屋】。お洒落で美味しい、南国市のハチヤカレー。

「高知産の珈琲…これ今もやられている活動なんですか?」そう問うと、「そこにある鉢植え、ぜんぶ珈琲の苗木よ。」と。

協力者の方と共に別の場所でビニール栽培をしているそうで、これもその一部だったようです。

思ってもみなかった高知でのコーヒー栽培…面白すぎます。

これ全部、コーヒーの木だったんだ!!!!!

沖縄で栽培されている珈琲は飲んだことがありましたが、コーヒーの木を直接みたことはありませんでした。

人間の背丈くらいになると、花が咲き実をつけ始めるんだそうです。

コーヒーを栽培しているところも、いつか見学できたらいいなぁ。

おわりに

お店に入る際、カメラでメニューをパシャパシャ撮影していたら「最近の子ってなんでもすぐ写真に撮るわよね。写真撮られるの好きじゃないんだけど…」と注意を受けました。

旅とコーヒーというアカウントの話、TOMARIGI HOSTELで好みのお店を紹介している話などをすると、「焙煎機 撮る?」「おススメはホットサンドで…」と直ぐに打ち解けてくれました。

一瞬嫌な空気が流れましたが、それは自分が引き起こしてしまった事故…。撮影する前には、まずコミュニケーション…ですよね。(反省です)

ただ、最初のやり取りが嘘のように、その後たくさんのお話を伺えました。

高知で40年にも渡り焙煎をしてきた彼女だからこそ知っている『高知の珈琲の歴史』や、おススメのお店や珈琲のこだわりなど、すっかり長話をしてしまう関係に。

とても素敵な時間が過ごせました。

次はモーニングを食べに行こう!!!

コーヒー研究所・M

住所:高知県高知市大津甲372−2
電話:088-866-4550

営業: 7:00~18:00
定休:水曜

駐車場:12台

旅とコーヒーでは、旅の途中で出逢った日本各地のカフェやコーヒースタンドを、現地で撮影した写真やエピソードと共に紹介しています。

もともとは、ZINE制作企画やイベント企画などと合わせて、Facebook上に作ったページなのですが、現在はインスタグラムでの写真投稿と、ブログによる記事投稿による情報発信が中心になっています。

▼珈琲好きな人は是非お立ち寄り下さい

https://satoshohei.com/local-coffee-trip/


マシン無料レンタル/ネスカフェ ドルチェ グスト

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喫茶店天国である高知(市内)のおススメ喫茶店を5店紹介します。まとめ記事を作りましたので、是非参考にして下さい。
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周南市に店舗を構えるロースターMilton Coffee Roastery のスペシャリティコーヒーに注ぐ情熱、そして『日本でここしか取り扱いのないコーヒー』の話。コーヒー生産者から農園直接買付けするワケとは。
「なんだ…ここは…」手入れされたアンティーク家具や、煌びやかな光を放つインテリアに包まれた華やかすぎる空間で、コーヒーを嗜んできました。

▼Facebook:@satoshoheicom

ブログタイトルにある『微住』とは、「移住・定住」と「旅での滞在」の間にあるような、「旅するように暮らす」「暮らすように旅する」をバッグ一つで実現する、前向きな仮暮らし的生活スタイルであり、地域と繋がるソーシャルアクションのことです。

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名前:佐藤翔平 / 活動:日本のローカルをオウエンする旅人。 【移動する生き方】を実践する中でみえてきた多様な知見を共有しながら、日本各地の人と面白がれる明日を創るべく様々な社会実験をしてきました。 令和元年より、横浜市のBtoB企業で広報を担当しています。 
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