高知を代表するローカルな飲食チェーン『現代企業社』のお店記事まとめ。

サトウ

こんにちは。

微妙に住んでいると書いて『微住』。旅でも移住でもない、微住生活を過ごしている ローカルをオウエンする旅人 佐藤翔平(@tempurubato_yh)です。

高知で人気の喫茶店やレストランを巡っていると、『現代企業社』の看板を見かけることがあります。

高知県内に18店舗ほどの飲食店を構える『現代企業社』。

高知では有名なローカルチェーンですが、店舗ごとにコンセプトが異なり、一つとして同じお店がない…今風の飲食店経営を1950年代から行っている面白い企業です。

現代企業社 – Wikipedia

現代企業社の起源は、1950年代に高知市内で開業した喫茶店にある。最初の開店は1957年(昭和32年)4月に開店した「ニヒル」で、その後「ニヒル」経営者の兄にあたる大西清澄(1919年-2014年)も「ショパン」を開店した。

大西清澄は店の雰囲気作りも一種の芸術であるとの考えから、芸術家としても活動し始め、小説も書いた多才な人物である。「ショパン」がコーヒーにパンやサラダを付けて供したモーニングセットが、高知の喫茶店におけるセット提供の発祥であるとする説もある。- Wikipedia

店の雰囲気づくりも芸術である…
高知のモーニングセット発祥の説も…

今から60年以上も前に、このような感性で独自に経営をしていた企業。とても高知っぽくてカオス。(好きです)

この記事では、僕が今までに実際に利用した現代企業社のお店を、まとめて紹介していきます。

同じ会社が運営していますが、それぞれ雰囲気や内装が異なるので、是非その違いも楽しんで頂ければと思いますよ。

帯屋町 メフィストフェレス

高知の中心街 帯屋町で最大級の広さを誇る老舗喫茶店。

『映画館×喫茶店』で女子高生にも人気のお店。

一軒目はメフィストフェレス。

現代美術家川埜龍三さんのパブリックアートが原型になっているシンボリックな外観。そして、アンティーク雑貨や美術品で彩られた個性的な店内。とても印象的な喫茶店です。

コーヒーはサイフォンで抽出、黒猫ベーカリーのパンも現代企業社ならではの魅力。

21時まで営業しているのも嬉しいところ。ひろめ市場からもほど近い、高知市定番のおススメ店です。

詳しくはこちらから:

ひと際目を引く壁面のオブジェと隠されたエピソード…高知を代表する『現代企業社』が運営する、1964年創業の老舗喫茶『メフィストフェレス』。

お店の情報:

メフィストフェレス

住所:〒780-0841 高知県高知市帯屋町2丁目5−23
電話:088-823-7871

営業時間: 8:00~21:00 (L.O 8:30)
定休日:なし

たばこ:分煙
駐車場:なし

南御座 イソップの台所

高知の新名所『蔦谷書店』で体験する現代企業社のカフェエリア。

童話の世界に迷い込んだような異空間を、是非体験してみて下さい。

2軒目は『イソップの台所』。

現代企業社の中で最も新しい(2019年1月現在)、高知蔦谷書店の中にテナントとして入っているBOOK&CAFEです。

 

アンティークな雑貨で彩られた店内はセミセルフサービス。

『小さな家』が座敷席としてあったり、くまさんMENUというお子様ランチもあり、親子連れにも好まれそうな空間。ここで注文した『イソップラテ』が、面白くてお気に入りです。

詳しくはこちらから:

高知を代表する現代企業社が3年ぶりに立ちあげた新店、蔦屋書店内のBook&Cafe『イソップの台所』へ行ってきました。ふいに注文した『イソップラテ』に驚かされました。。

お店の情報:

イソップの台所(高知 蔦谷書店 内)

住所:高知県高知市南御座6−10
電話:088-882-5544

営業時間:8:00~22:00
駐車場:300台

五台山 パノラマカフェ

高知市を一望できる五台山の展望台にあるカフェ。

絶景を眺めながら、想い想いのひと時を。

3軒目は『パノラマカフェ』&『絵本カフェ』。

お店はバスでも行くことのできる五台山の展望台にあります。高知市街地や浦戸湾が一望でき、季節ごとに色鮮やかになる美しい公園もあってとても気持ちがいいスポット。

三方がガラス張りになっており、景色が抜群に良かったです。

まるで何年か使われていなかったかのような…そんなひっそりとした雰囲気を感じつつも、店内はこだわりのあるアンティーク調のインテリアで統一されていてオシャレ。1Fにある絵本カフェもおススメです。

詳しくはこちらから:

山の頂上で御飯を食べよう。高知市街を一望できる五台山の展望台で、スープカレーを食べてきました。 四国遍路の礼所でもある竹林寺もすぐ近くに。

お店の情報:

眺めのいいカフェ パ・ノ・ラ・マ

住所:高知市吸江210-1 五台山展望台2階
営業:平日 10:00~17:00、土 10:00~21:00

電話:088-861-3036
定休日:なし(不定休)

本町 ファウスト

現代企業社グループ 最古の老舗喫茶

おびさんロードにある『ギャラリー×喫茶店』のお店。

4軒目は、現代企業社で最も古いファウスト。

欅並木やオープンカフェが町を彩る、ヨーロッパのような石畳の通り『おびさんロード』の中央に位置するお店。テラス席やギャラリーも併設しています。

店内はヨーロッパの田舎の民家を彷彿とさせるような、カントリー調のテイストで統一されています。スキップフロアのようになっていて空間の広がりも面白く、長居したくなる居心地のいいお店です。

詳しくはこちらから:

高知を代表する現代企業社(18店舗)のなかで、最も古くから営業している『ファウスト』へ行ってきました。

お店の情報:

ファウスト

住所:高知県高知市本町1丁目2−22
電話:088-873-4111

営業時間:9:00~21:30
定休日:なし(不定休)

高須 穀物学校

軍施設→校舎→牧舎→レストラン…戦前の木材で作られた空間

面白い『給食献立表』にて展開される豊富なメニュー

続きまして、穀物レストラン『穀物学校』。

国道32号線、南国バイパス沿いに現れる木造の大きな建物。高知工業高校の校舎として昭和42年まで使われ、農家さんが乳牛用の牧舎として再利用したのち、ここへ移築されたのだとか。

レトロなイラストと共に記載されているメニューは『給食献立表』に。

刺身や天ぷら、ラーメンやカレー、ステーキやお弁当まで…たくさんの種類が並んでいます。オリジナリティあるネーミングと興味深いメニューが多かったので、次は食事利用したいですね。

詳しくはこちらから:

軍施設→校舎→牧舎→レストラン。 様々な空間づくりに利用され続けたこの歴史、めちゃくちゃ興味深かったです。こういうものに価値を感じたいし、こういうエピソードを大切にしたいなぁ。

お店の情報:

穀物レストラン 穀物学校

住所:高知県高知市高須新町2丁目1−47
電話:088-861-3215

営業時間:9:00~21:30 (L.O)
定休日:なし(不定休)

喫煙:全面禁煙(但し、喫煙スペースあり)
駐車場:多数あり

春野 ガーデンレストランあじさい街道

田園風景に合ったゆったり寛げるレストラン

個室座敷、エレベーター完備など、幅広い層に優しいお店

国道56号線沿いにある、ひときわ目立つレンガ造りの建物。

2010年8月にオープンしたこのお店、あじさいが綺麗なこのエリアの名称『あじさい街道』から店名をとっており、初夏のあじさいシーズンにはとても素敵な風景が観られるようです。

「夕暮れの景色のよう」

‥キャッチーな宣伝文句のアイスカフェモカはキレイな四層に。揚げパンのような「サクッ、ジュッ‥」となる芋あんぱんも美味しかったです。

高知県民イチオシの『五目ラーメン』も気になりました。

詳しくはこちらから:

春野を自転車で旅していると突如現れたカントリー調のお店。高知を代表する飲食チェーン、現代企業社が手がけた『ガーデンレストラン あじさい街道』訪問記事です。

お店の情報:

ガーデンレストラン あじさい街道

住所:高知市春野町弘岡中770−1
電話:088-894-4220

営業:9:00~22:00
定休日:火曜日(人手不足のため

駐車場:多数あり
喫煙:全面禁煙(但し、1F入り口に喫煙スペースあり)

大津 レストラン ヘラ(番外編)

ユニバーサルでロングライフなデザインがここに??

幅広い層に愛されるローカルファミレスの真骨頂。

レストランヘラは、現在独立して経営をされていますが、元々は現代企業社グループが運営をしていたお店なのだそう。

建物が見えないくらい大きな木に覆われ、道路に面した巨大看板は朽ちている…。県道374号線沿いにある、気になりすぎたレストラン『ヘラ』。

お店に入ると圧倒的な空間が広がっていました。

梁がむき出しの高い天井からは大きなシャンデリア、重厚感と居心地の良さとお洒落さが共存する絶妙な空間。チェーン店のファミレスとはひと味違う、本格的な美味しさを感じる豊富なメニューがお出迎えしてくれます。

詳しくはこちらから:

高知にあるローカルなファミリーレストラン『ヘラ』でトルコライスを食べてきました。古い洋館のような店内が素敵な、是非おススメしたいと思えるお店でした。

お店の情報:

レストラン ヘラ

住所:高知県高知市大津甲540−1
電話:088-866-6168

営業:モーニング(9:00〜11:00)、食事(11:00〜21:30 L.O)

席数:130席
駐車場:広め

SNS:InstagramFacebook

おわりに

価格とクオリティのバランス、空間の居心地や店員さんとの距離感、お店ごとにある背景や面白さ…

意図的に現代企業社の記事を増やそうとしていたわけではないですが、幾つかの軸でお店選びをする際に「選びやすかった」というのが一番の理由です。

そして、利用を続けるなかで、徐々に『現代企業社』の面白さにハマり始めてしまっている自分も感じました。

今後も利用することがあれば、ここに随時更新していきます。

高知独自のカルチャーだと思うので、今後も機会があれば深掘りしていきたいと思います。

現代企業社マークは、あの秘密結社と何か関係があるのか??『穀物学校』でロゴについて書かれているものを見つけたのでご紹介します。

高知 微住日記

日本微住計画BLOGをスタートして、初めての微住先となる高知市。ゲストハウス『TOMARIGI HOSTEL KOCHI』のお手伝いをしながら、高知の様々な方々と関わりをもてればと思っています。

▼高知滞在中の出来事は、このページに適宜まとめます。

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2018年12月1日に発売された『マッチと街』が面白い。『高知遺産』に続き、ローカルでディープな高知がにじみ出た一冊になっています。

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名前:佐藤翔平 / 活動:日本のローカルをオウエンする旅人。 【移動する生き方】を実践する中でみえてきた多様な知見を共有しながら、日本各地の人と面白がれる明日を創るべく様々な社会実験をしてきました。 令和元年より、横浜市のBtoB企業で広報を担当しています。 
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