こんにちは。
ローカルをオウエンする旅人 佐藤翔平(@tempurubato_yh)です。
本日は、2015年にシェアしたある記事を、再び紹介したいと思います。
生活満足度の研究結果
WIRED.JPの2015年1月の記事
この記事では、イギリスの研究チームによる論文を通じて、『生活満足度』についての考察を行っています。
生活満足度全体の2/3は
『地域の住宅費や人口密度、犯罪発生率など、暮らしやすさ要素』
生活満足度全体の1/3は
『住む人の性格と、その地域との適合性』
簡単に抜粋すると、このような結果が紹介されています。(面白いので是非一度みてみてください。)
生活をする際の外的環境やインフラ、コストの『暮らしやすさ要素』だけでは生活満足度を満たすには足らず、実際にそこにある『地域やコミュニティとの相性』が、全体の1/3を占めるほど影響を与えていた…ということが研究結果として出ています。
当然といえば当然だと思いますが、例えば移住を検討している人で、移住先のコミュニティと繋がりがある方、そことの相性の良さを感じられている人がどれだけいるでしょうか…ということです。
隣人を愛せるか
地方移住を検討している人は、『何処に住みたいですか』の問いに対して、その地域に住む人たちの顔が思い浮かばないなら、やめた方がいいんじゃないかな。と思うわけです。- 佐藤翔平 note
以前このような投稿もしていますが、隣人を含め、『そこで共に暮らす人たちと、どれだけ良好な関係性でいられるか。』は、自分の目指す暮らしや理想的な日々を実践する上で、とでも重要になってくるのではないでしょうか。
住みやすい街ランキング
日本ではランキング形式にして、町を格付けしたり比較するような習慣があります。
「住みよさランキング」は、公的統計をもとに、それぞれの市が持つ“都市力”を、「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」「住居水準充実度」の5つのカテゴリーに分類し、ランク付けしたもの。ランキングの算出には15の統計指標を用いている。 – 東洋経済オンライン 住みよさランキング2017
例えば、この『住みやすい街ランキング』『住みよさランキング』などは、先ほど紹介した研究でいうと、 2/3にあたる『暮らしやすさ要素』の比較という認識になるのかと思います。
これを鵜呑みにして、やみくもに移住・引越しをする人はまずいないと思いますが、実際に住んでみてどうか…ということを具体的に想像するためにも、そこに住む人たちと何かしらコンタクトをとってみることは、非常に意味のあることなのかもしれません。(就活みたいですね。)
おわりに
(特に震災以降)『移住ブーム』のようなことなのか、移住に関する情報やイベントなどが増えているように思います。
先日もこの記事を通じて、『移住と引越し』についての情報共有もしましたが、移住までのプロセスも様々な手段があると思うので、もし移住を本気で考えているのならば、その想いの分だけ『慎重』に比較した方がいいのかもしれません。
ここ最近では、『関係人口』という言葉と共に、ヨソモノの受け入れに対しても、少しずつ間口は広がってきている風潮があります。先ずは関わりをもってみる…という選択から、データだけでは分からない感覚的な相性を実感してみると、より理想に近づけるのかもしれません。
※関係人口という概念について知りたい方は、ブログ内の関連記事をこちらにまとめているので是非に。
フットワーク軽く動ける人は『微住』がおススメ。
微住計画とは
この記事は、社会実験ー微住計画 というカテゴリーに投稿しています。
微住とは『移住・定住』と『旅での滞在』の間にあるような、「旅するように暮らす」「暮らすように旅する」をバッグ一つで実現する、前向きな仮暮らし的生活スタイルであり、地域と繋がるソーシャルアクションのことです。
『関係人口』という言葉と共に、このブログの主軸ワードとして共有していけたらと思っています。
どんな人たちと、貴重な人生のひと時を共有して生きたいか。
感想などを頂ける際は、SNSを通じてやりとり出来たら嬉しいです。Twitterでシェアして下さる際は、メンションをバンバン飛ばして絡んでください。
Facebookページを新たに始めました。もし応援して頂けるようであれば、一緒に育ててくれる仲間を募集しています。
スポンサーリンク
最新記事 by satoshohei (全て見る)
- 【カレーエコノミー】宮城県岩沼市のふるさと納税『にしきやのレトルトカレー』 - 2020-11-03
- 7/22 高崎経済大学で講演します。 - 2019-07-15
- 【熱海】創業70年以上! 老舗レストラン『宝亭』のカツカレー - 2019-06-29