『 d design travel 高知号』編集会議WS に参加、ついに編集部の取材が始動します。

サトウ

こんにちは。

微妙に住んでいると書いて『微住』。旅でも移住でもない、微住生活を過ごしている ローカルをオウエンする旅人 佐藤翔平(@tempurubato_yh)です。

D&DEPARTMENTディレクションのトラベルガイドブック『 d design travel 高知号』の編集会議WSにTOMARIGI HOSTELスタッフ総出で参加してきました。

d design travel 編集部による取材が、高知県内各所でスタートします。

25/47 は高知県。四国初上陸です。

来年三月の創刊に合わせて、TOMARIGI HOSTELも応援態勢に入りますよ!!!

※ d design travel kochi 高知号出ました!!

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渋谷ヒカリエ8Fに『リトル高知』が出現!d design travel 高知号 の発売に合わせて、高知・東京でイベント開催が続きます。是非注目してみてください。

d design travel

d design travel は、D&DEPARTMENTが発行する、デザイン世代へ向けた、デザイン感性で各県を紹介する観光ガイドブックです。

D&DEPARTMENTは、ロングライフをテーマに、暮らしや観光をデザインの視点で見つめ直します。カリモク60などの家具や雑貨を販売する店舗とカフェを拠点に、各県でコミュニティを形成。デザインを切り口とした観光ガイドも発行。- D&DEPARTMENT

最新号岩手を含め、今まで24冊を創刊してきたd design travel。

らしさや個性を伝える本書は、通常の観光ガイドブックとは少し異なり、県外の人のみならず県内の人にも読んで欲しい…そんな内容です。

「ロングライフデザイン(時代や流行に左右されず、愛され続ける息の長いデザイン)」を編集テーマに、47都道府県各地で長く続いているものを「その土地らしい魅力」と捉え、観光、レストラン、買い物、カフェ、宿、人の6つのカテゴリーごとに発掘、紹介する1冊です。- d&department.com

最新号は Vol.24 岩手

11月9日にリリースされた最新号は岩手。

岩手は、歩き、進み続ける、光。

目に霞む、雪や霧のように、民話や神話、岩手の人々の中にある創造の世界。一歩踏み入れればそこは、宮沢賢治の描いたような“理想郷”なのかもしれない。見えないベールに包まれ、大切に守られてきた「光」。岩手の人は、今も夢や希望を心に抱き、強く、未来に向かっていた。その歩み続ける意志こそ、岩手県らしさだ。- d design travel IWATE

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高知のらしさってなんだろう?

他県の特集記事を拝読しながら、当日のWSに臨みました。

d design travel WORKSHOP KOCHI

高知県のデザイントラベルを考える
d design travel WORKSHOP KOCHI

11/18(日)13時から、セブンデイズホテルプラスで行われた d design travel 主催のワークショップに参加してきました。

当日は『d design travel』の取材を含め、全国を巡ってきた編集部が現地入りします。「高知県らしさ」について考えることは、これからの街づくり、店づくり、商品づくりのヒントになるかもしれません。楽しくて旅したくなる日本を、編集部と共に話し、考えてみましょう。-d design travel WORKSHOP KOCHI

参加定員は60名。

今回の活動に関心のある高知県在住の方々が集まり、グループディスカッションを通じて「高知県らしさ」を共に考え、取材候補先を提案するための2時間。

会場へ到着

セブンデイズホテルプラスの会場に着くと、入り口正面にアーカイブ号がズラーッと並んでいました。

受付で参加費2,000円を支払うと、好きな『d design travel』既刊号が1冊ついてきました。

愛知・岐阜・富山・山梨・奈良・千葉…

既に完売してしまった号も多かったですが、自分が旅の途中でお世話になった地名が続き、入場していきなり動けなくなるトラップにハマりました。

(旅人あるあるですかね…)

結局、今回は『山梨号』を手にとって席に着きました。

スライドトークショー

【第1部】 スライドトークショー(13:00~13:45)

日本全国をまわり取材を続けている『d design travel』編集部が、「その土地らしさ」の見つけ方について、近県の前例なども交えて、お話しします。

第一部はスライドを使っての事例紹介。今まで何をどのように選び、そして伝えてきたか…ということを編集長の神藤さんに解説頂きました。

取材対象選定の考え方

1、その土地らしいこと
2、その土地の、大切なメッセージを伝えていること
3、その土地の人が、やっていること
4、価格が手頃、適正であること
5、デザインの工夫があること

取材対象選定を選ぶ際に大切にしていることとして、5つの視点を共有してくれました。

これらを基準に、高知で取材してほしい先を参加者で選出していきます。

思った以上に年齢層は高めに感じましたが、感度や熱量のある人たちが集まっていた印象で、僕らTOMARIGI HOSTELスタッフにとっても、新しい知見や学び、そして繋がりが得られる予感がありました。

ワークショップ

【第2部】ワークショップ(14:00~15:00)

参加者のみなさんで、「観光スポット」「レストラン」「カフェやバー」「ショップ」「ホテルや旅館」「人物」の6つのグループに分かれていただき、「高知らしさ」を考えながらディスカッションし、それぞれのグループで有力2か所を絞り込むワークショップです。ここで挙げられた場所や店などの情報を、大いに参考にして、「高知号」の制作を進めていきます。

2部は各部門に分かれてのワークショップ。

『SIGHTS』『RESTAURANTS』『CAFES』『SHOPS』『HOTELS』『PEOPLE』6つのカテゴリーの中から、自分が関わりたいテーブルを選んで着席。

7daysのコーヒーをちゃっかり頂き、コーヒーと共にWSに参加。

TOMARIGI HOSTEL篠田は『SIGHTS』、佐藤は『RESTAURANTS』、古川は『CAFES』…と それぞれのテーブルに分かれて、居合わせたメンバーで話を深めていきます。

付箋を使っておススメしたい内容を各々書き出していき、チーム内で出た案を最終的には2つにまで絞り、そして発表していきます。

『RESTAURANTS』

僕らのチーム『RESTAURANTS』は、カフェ以外の飲食店全般…という領域。

エリアは高知全域になるので、各々知っているおススメ飲食店が飛び交い、ラーメンやカツオ、中華や食堂や、居酒屋やバーなど…本当にたくさんの候補店が上がりました。

(この集合知はホントすごい…この付箋売れると思う。笑)

取材対象選定の考え方

1、その土地らしいこと
2、その土地の、大切なメッセージを伝えていること
3、その土地の人が、やっていること
4、価格が手頃、適正であること
5、デザインの工夫があること

第1部で共有した選定基準はあるものの、「その土地らしさって?」「デザインってどう捉える?」…と各々少しずつ感覚的なニュアンスが異なるため、みんなで意見を揃えていくことが本当に難しかった。

考えれば考えるだけ、共有すれば共有するだけ、各々が熱を持ち始めヒートアップ。

(あの時間は、セブンデイズホテルプラスが高知で一番熱かったはず。)

6チームのプレゼン

各班なんとか2つに絞り込み、プレゼンをしていきます。

今回出た候補はこんな感じになりました。

『SIGHTS』

日曜市(街路市ぜんぶ )
仁淀川(源流から河口まで)

『RESTAURANTS』

・はりまや町付近の居酒屋群(くもんや、どんこ、草や、たちばな等)
藁屋(地元の野菜、ワンプレートのキレイなデザイン、DIY、沢田マンション1F)

『SHOPS』

エコアス馬路村(実は高知は山がたくさん、人材不足の業界で新たなプロダクトをPR 新規事業!、1000人の小さな村から発信!)
(日曜市、木曜市、オーガニックマーケット)

『PEOPLE』

・石川 靖
・平地 正利

「候補に挙がった場所を全て取材します」…ということではないですが、ここで挙がったキーワード、そして参加者全員が記載したアンケートをもとに、今後取材を進めていかれるそうです。

知らない情報も多かったので、僕らとしてもとても勉強になる時間でした。

編集のこと。

編集の考え方。

– 感動しないものは取り上げないこと。本音で、自分の言葉で書くこと。
– 問題があっても、素晴らしければ、問題を指摘しながら薦めること。
– 取材相手の原稿チェックは、事実確認だけにとどめること。
– ロングライフデザインの視点で、長く続くものだけを取り上げること。
– 写真撮影は特殊レンズを使って誇張しない。ありのままを撮ること。
– 取り上げた場所や人とは、発刊後も継続的に交流を持つこと。

取材、編集にあたる上で、design travel としての姿勢やポリシーのようなものも共有していました。

利害関係ではない部分で、土地の魅力を掘り下げ紹介していく。

ヨソモノとして町や旅の面白がりかたを発見し、独自の目線で感じたものを素直に伝えていく…僕の活動とも重なる部分があり、改めて共感できる活動だという感想を持ちました。

おわりに

WS後の編集部の懇親会に、佐藤と古川で参加させて頂きました。

半分は d design travel の方々だったので、とっても近い距離でざっくばらんな話が出来ました。WS時にはフワフワとしていたデザイン視点や想い、考え方や姿勢のようなものも、会話を通じて少しだけ近づけた感覚にもなりました。

(本当にいい時間だった)

日本各地を旅していた時に目印の一つにしていた『d design travel』というデザイントラベルブック、実店舗『D&DEPARTMENT STORE』に置かれていた 地域に根付いたセレクト品の数々…

山梨県にて

富山県にて

奈良県にて

渋谷にて

これらの『目印』を、高知で作っていく。

僕らが関われる範囲なんてたかが知れていると思いますが、それでも高知で活動をしている人間として、もっと高知の方々を巻き込みながら、この面白さを共有していけないだろうか…と改めて考える時間でもありました。

TOMARIGI HOSTELは、高知の魅力や面白さを伝える拠点であり、県外の情報が集まってくる玄関口であり、そして変化と発見のある場所を目指している宿です。

創業9ヶ月、たった8ベッドの小さな宿ですが、『高知内で最も』と自負できるほど、d design travel の向いている方向には親和性を感じています。

高知のヒトコトモノ情報が集まってくる賑わいのある場所として、そして県外の面白いヒトコトモノ情報が集まってくる賑わいのある場所として、今後も出来ることを通じて関わっていけたらと思っています。

HPより引用

今から完成が楽しみすぎます!!!!!!!

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TOMARIGI HOSTEL 宿情報

TOMARIGI HOSTELは、2018年2月15日、高知駅から徒歩15分の菜園場にオープンした新しいゲストハウスです。3つのSNS( Facebook、Instagram、Twitter )と、HPを通じて情報発信をしています。是非フォローよろしくお願いします。

TOMARIGI FACEBOOK

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▼TOMARIGI HOSTEL KOCHI

とまり木ホステルでの日々に関しては、こちらのカテゴリーに蓄積させています。

https://satoshohei.com/tomarigi-hostel/

こちらの記事も是非

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高知県は【一人最大4,000円/一泊あたり】の割引。一泊4,000円以下のゲストハウスであれば、宿泊費をかけずに旅ができます。他府県との組み合わせも可能。1月末までの期間限定制度なので是非お早めに。
コロカル・建築ジャーナル・とさぶし等 メディア掲載続く8月。第三者視点で TOMARIGI HOSTELを考察してもらう機会に恵まれています。有り難い。
旅をシェアするシェアトラベル。ハウスキャラバンやHEARTRIPの活動なども共有しながら、D&DEPARTMENT『 シェアトラベル佐賀 D-TOUR』の取り組みに迫っていきます。
今年2月、高知市内に、ゲストハウス〈TOMARIGI HOSTEL〉が誕生しました。昭和45年から続く〈菜園場(さえんば)商店街〉の通り沿いにあり、地元を感じられるロケーションも魅力のひとつです。ちなみにこちらの商店街、高知の名を全国に轟かせた「よさこい祭り」の競演場。ゲストハウスの目の前でも演舞を見ることができます!
みなさんの中にもお酒を愛してやまない人がいると思いますが、今回の記事はそんなお酒好きのあなたに届けたい一心で書きました。というのも、3月にかの有名な土佐の「おきゃく」に行ってきたんです! すべての酒飲みが憧れるあのお祭りですよ!宿泊には高知市の「とまり木ホステル」というゲストハウスを利用したので、その様子もお届けします...

▼Facebook:@satoshoheicom

ブログタイトルにある『微住』とは、「移住・定住」と「旅での滞在」の間にあるような、「旅するように暮らす」「暮らすように旅する」をバッグ一つで実現する、前向きな仮暮らし的生活スタイルであり、地域と繋がるソーシャルアクションのことです。

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名前:佐藤翔平 / 活動:日本のローカルをオウエンする旅人。 【移動する生き方】を実践する中でみえてきた多様な知見を共有しながら、日本各地の人と面白がれる明日を創るべく様々な社会実験をしてきました。 令和元年より、横浜市のBtoB企業で広報を担当しています。 
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