こんにちは。
微妙に住んでいると書いて『微住』。旅でも移住でもない、微住生活を過ごしている ローカルをオウエンする旅人 佐藤翔平(@tempurubato_yh)です。
「注文を受けてから麺を打って提供するラーメン屋さんがある。」
そんな話を聞きつけてこの日訪れたのは『純手打ちラーメンとがの』。
地元の人が行き来する『ラーメン食堂』という言葉が似合う、どローカルなお店でした。
純手打ちラーメンとがの
大橋通、天神橋通りを抜けた先、創業40年以上にわたり地元の人たちに愛され続けるラーメン屋さんがあります。『とがの』です。
場所はここらへん。
以前紹介した『カフェレスト リッチモンド』の道路向かいです。
看板に『純手打ちラーメン』と書かれているとおり、店内でオーナーさんが麺を手打ちしているそうです。
中へ入ってみましょう。
店内は地元の人で溢れていた
12時少し手前、店内は地元の方々で溢れていました。
(何処を撮影してもお客さんが映り込んでしまうので、店内の写真は少なめ。)
アットホーム、ローカルな雰囲気を体感しつつ、カウンター席に腰をおろし、ランチパスポートメニューを注文。
ランチパスポートとは、ほっとこうちが発刊している クーポンつきのグルメガイドブック。その仕組みが評価され、今では全国42都道府県以上で発行されています。高知発祥のランチパスポートを使い、高知県内を巡る『グルメレポ』カテゴリー。掲載店によるワンコインランチを中心に、訪ねたお店を記録・蓄積しています。
食堂のようなメニュー
メインはラーメンですが、ご飯ものの定食メニューも幾つかあり、いわゆる『ラーメン屋さん』ではなさそう。
メニューは中華一本という感じでもないので、食堂のようなニュアンスが近いのかも。昔はこんな感じのお店って多かったんですかね。
麺打つ姿
流れるテレビ、常連さんの土佐弁、そして麺を打つ『バンッ、バンッ…』という音。
なんともいえないBGMを味わいながら、しばし料理到着まで待ちます。
鍋振るう姿
おじちゃんが麺を担当している一方、おばちゃんは鍋をふるっています。
店員は、おじちゃんとおばちゃんの二人だけ。2人とも料理を作り、2人とも接客をしていました。
ご飯に小皿に漬けものに…食堂のようなメニューが厨房前のカウンターに列をなしています。
日替り定食
日替り定食 ランパス利用 500yen
ランチパスポートを使い、780円の定食が500円に。
このボリュームでワンコイン、しかもオーダーしてから打ってくれる自家製手打ち麺が食べられるなんて…かなりコスパいいランチでした。
白飯も抜かりなく、煮物や酢の物、漬けものも “ちゃんと” 美味しい。
とんこつ醤油
ラーメンは豚骨ベース
スープは豚骨ベースのようですが、なんとも出会ったことのない新しい味。
あっさりさっぱりとしていて、少し酸味を感じるようなくどさのないスープ。
厳選醤油をブレンドしているようなので『豚骨醤油』らしいですが、塩とんこつに近いようなさっぱりさがありました。
麺は秋田の『稲庭うどん』を彷彿とさせるような、透明でツルツルしたのど越しのいい感じ。
細さはまばらですが、食感の違いを楽しめて悪くなかったです。
おススメの食べかた
横浜出身の僕は『豚骨醤油といえば家系』で育ってきたので、スープのコクやこってりさがもう少し欲しくなり、テーブルに置いてあった『自家製ラー油』を投入。
これが結構 正解 でした。
白ゴマ・刻みネギ・モヤシ・ワカメ・薄いチャーシュー… これらとちょうどよくマッチして、ラー油の油分が全体を見事に調和させてくれ、揚げニンニクがコクをプラスしてくれました。
最近のラーメンとは別次元にある、「これはラーメンなのか?」と思わされるほどオリジナリティのあるラーメン。
ある意味、高知っぽさを感じる一杯でした。
おわりに
「おばちゃん、いつもの。」
「とがの、ちょうだい。」
お店で料理を待っていると、店慣れした常連さんたちが次々と行き交い、みなメニューを見ずに注文していました。
特に会話をするわけでもなく、社員食堂のそれのように、昼休憩に腹ごしらえをしに来ている雰囲気。
特に気取ることもなく、『いつもの感じ』がにじみ出ていて、とてもローカルを感じるお店。
いい体験が出来ました。
御馳走様でした。
お店の情報などなど
掲載:ランパスVol.26 P70
小さな喫茶店なんかもそうですが、生活の一部に溶け込んでいる地元の飲食店が『いつもの感じ』をまとったお客さんに支えられていて…そんな雰囲気が高知らしくて心地よかったです。
とがの
住所:高知県高知市本町2丁目5−13
電話:088-822-9292
営業時間:11時30分~15時00分 / 17時30分~22時00分
定休日:不定休
駐車場:2台分
高知 微住日記
日本微住計画BLOGをスタートして、初めての微住先となる高知市。ゲストハウス『TOMARIGI HOSTEL KOCHI』のお手伝いをしながら、高知の様々な方々と関わりをもてればと思っています。
▼高知滞在中の出来事は、このページに適宜まとめます。
https://satoshohei.com/kochi-bijyu/
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ブログタイトルにある『微住』とは、「移住・定住」と「旅での滞在」の間にあるような、「旅するように暮らす」「暮らすように旅する」をバッグ一つで実現する、前向きな仮暮らし的生活スタイルであり、地域と繋がるソーシャルアクションのことです。
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