こんにちは。
微妙に住んでいると書いて『微住』。旅でも移住でもない、微住生活を過ごしている ローカルをオウエンする旅人 佐藤翔平(@tempurubato_yh)です。
お店によって味もメニューも違うチェーン店
高知で初めて味噌ラーメンを始めたお店
ご当地ラーメン “味噌カツラーメン” の発祥店
よく町なかで見かける “豚のキャラクター” や “豚太郎” の文字。
普通のラーメンチェーンだろう…程度に思っていたのですが、今から50年近く前に高知でラーメン革命を起こしたお店だということが分かりました。
今日はそんな豚太郎を紹介します。
豚太郎 上町店
豚のキャラクターが目印、ラーメンの豚太郎。
高知を回遊しているとよく見かけるラーメンチェーン。
どれだけあるんだろうと思いHPを見てみると、実に30店舗以上あるようでした。
HPより引用
「こ、このマップは… あのくいしんBOYを彷彿とさせる…」
くいしんBOYとは、ローカルコンビニ&お弁当を提供する『くいしんぼ如月』のキャラクターのこと。以前ブログ記事『【高知】 なんだか様子がヘンなローカルコンビニ 『くいしんぼ如月』のチキンナンバン。』で紹介したヘンなお店のことだ。
(ちょっと違った。笑)
高知はときに『独自に進化を遂げたガラパゴスな孤島』のような言われかたをしますが、こういったチェーン店の拡がりを見ても頷ける部分があります。
今回は、高知市の繁華街から最も近い『豚太郎 上町店』で、高知のローカルラーメン “味噌カツラーメン” を食べてきました。
高知の味噌カツラーメン
高知のローカルフード。
以前鈴木食堂に行った際にも紹介した味噌カツラーメン。
味噌ラーメンの上に豚カツがのっている、カオスでチャーミングなルックスのラーメン。その発祥店がこの『豚太郎』。
店内に『元祖』と入ったのぼりを見つけました。
店内は広々と
店内は、座敷、テーブル、カウンターと席数が多く、家族連れから若者、晩酌を楽しむオジサンまで、客層も幅広かったのが印象的でした。
極力お客さんが映らないように撮影していますが、食事を済ませている間10人前後の出入りがあったように思います。
セットメニューも充実
メニューも豊富で、ラーメン以外にも単品のおかずや定食、セットも比較的リーズナブルな価格で充実していました。
仕事帰りに夕飯と晩酌。TVを見ながら家のように寛ぐ地元の方の姿もあり、地元に根付いている感じがありました。
元祖みそカツラーメン
みそカツラーメン780yen
やって参りました、豚太郎上町店のみそカツラーメン。善きルックス。
カツはやや薄めでタンパク、一口サイズではなく大判です。
前回同様、浸っている部分とサクサクの部分を味わいたく、もやしの上にカツを重ねていきカツ山を作りました。笑
ニンニクの効いた濃いめのスープ。
ラーメンのスープは、なかなかパンチが効いているスタミナ系。
麺はやや細めのストレート麺
みそラーメンにしてはやや細め、柔らかめの麺です。
みそラーメンの具も多め
メンマやゆで卵、もやしにチャーシューまで。具材もたっぷりと入っていました。
具材は家庭で食べるラーメンのような、ホッとする美味しさがありました。
こってりとしたスープに軽やかな麺、タンパクな豚カツにたくさん入った具材。一つのラーメンとして、とてもバランスの良さを感じる一杯。
やはり、想像以上に食べれてしまうラーメンでした。美味しかったですよ。
豚太郎の歴史
昭和39年(1964年)
もともと焼肉屋さんとしてスタートした豚太郎。
(高知で焼肉屋さんがラーメン屋さんを始めるストーリーは満州軒にも当てはまる。)
昭和42年(1967年)
12月、高知市菜園場に1号店となる「豚太郎本店」をオープン。高知で初めて「みそラーメン」を提供し始めた。
(菜園場が創業起点となるストーリーは喫茶デポーにも当てはまる。)
昭和45年(1970年)
「みんなよく頑張っているから、これからは豚太郎のオーナーとしてやってみればいい」と、本店以外の8店舗を各店の店長に譲ることを社長が決意し、チェーン店展開が始まる。
お店によって自由。
豚太郎において統一されているのは、みそ、しお、しょうゆラーメンとギョウザの素材と価格のみ。その他のこと、つまりトッピングやセットメニューなどについては、各店舗の“自由”となっています。各店長の好みやアイデアが反映されているため、店によって味もメニューも異なる。 – 豚太郎HP
みそカツラーメン発祥店
豚太郎の3代目社長によると、高知県で味噌ラーメンを最初に出したのは1967年(昭和42年)に開店した豚太郎だった。豚太郎はラーメン店の前は食堂をしており、食堂で人気だったカツ定食のカツをラーメンに入れれば美味しいのではないかと思い、味噌ラーメンに1口カツを入れたのが始まりとのことです。
豚太郎が高知県で店舗を拡大するにしたがって、味噌カツラーメンが高知県で浸透していき、現在高知県内にあるラーメン店156軒のうち68軒が味噌カツラーメンを提供しているそうです。 – 高知県の味噌ラーメンの発祥
とても斬新な店舗展開、そして革新的な取り組みを続けてきたお店。今に至るまでのこういった背景が、よそ者の僕としては何よりも面白いです。
菜園場から始まるストーリー
TOMARIGI HOSTELから、商店街を電車通り沿いに抜けた先にある 現『居酒屋吾平』の場所に、豚太郎一号店(本店)があったのだそう。
菜園場でゲストハウスを始めた僕らとの接点(のようなもの)も感じられ、なんというか勇気づけられる出会いとなりました。
ローカルなCMやっぱり好き。笑
他のお店にも行ってみたくなりました。
御馳走様でした~。
お店の情報
住所:高知県高知市上町1丁目4−1 田村ビル
電話:088-824-8786
営業日:10時30分~22時00分
定休日:火曜日
駐車場:専用無料10台
席数:50席
高知 微住日記
日本微住計画BLOGをスタートして、初めての微住先となる高知市。ゲストハウス『TOMARIGI HOSTEL KOCHI』のお手伝いをしながら、高知の様々な方々と関わりをもてればと思っています。
▼高知滞在中の出来事は、このページに適宜まとめます。
https://satoshohei.com/kochi-bijyu/
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ブログタイトルにある『微住』とは、「移住・定住」と「旅での滞在」の間にあるような、「旅するように暮らす」「暮らすように旅する」をバッグ一つで実現する、前向きな仮暮らし的生活スタイルであり、地域と繋がるソーシャルアクションのことです。
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