【報告】3/10 TOMARIGI HOSTEL卒業と共に、高知を離れます。

サトウ

こんにちは。

微妙に住んでいると書いて『微住』。旅でも移住でもない、微住生活を過ごしている ローカルをオウエンする旅人 佐藤翔平(@tempurubato_yh)です。

やっと少しは、

みんなの前で笑えるようになりましたわ。

昨年末で解決させたはずの『進退の行方』をこじらせ、新年を迎えたにもかかわらず “明けない” 1月を過ごしていました。

年始にウイルス性の胃腸炎を発症させてしまい、美味しいご飯も食べられず自宅待機が続き、心身ともに苦しい時間を過ごしました。

その後も、自分のなかでモヤモヤとしたものが一向に解消されず、日々内省をしながら本屋通いをし、絡みあった糸を一つ一つ解くことをしてきました。

そして、ようやく二度目の決断をいたしました。

3月10日をもちまして、高知を離れます。

先日とまり木ホステルは1周年を迎えました。

雨の降った平日の夜でしたが、入りきらないほどの方々に祝福いただきました。

この一年間の関係性のなかで、ケータリングやケーキをお願いできたり、スタッフ以外にお手伝いをお願いできたり、カメラマンにも繋がりで入ってもらえました。

この日のために宿泊してくれたゲストさんもいて、、本当に嬉しく思いました。

「この一年間、自分たちが模索しながら試行錯誤してきたことは、間違っていなかったのかも」…そう肯定できるようなとても嬉しい時間でしたし、

「皆様一人一人に助けられて今があるんだよなぁ」ということを再認識する時間でもありました。

ありきたりな言葉ですが、

本当に一年間ありがとうございました。

当日来てくださった方、お話させて頂いた方々、改めてありがとうございました。とまり木ホステル、ついにグランドオープンです。

ちなみに上の記事は、昨年のオープニングパーティーの様子。まるで昨日のことのようです。

自分の進退については、僕の口から直接お話できればよかったのですが、1周年直前に決まったこともあり、イベントの構成上『TOMARIGI HOSTEL1周年』のプレゼンのなかで、僕より先に、篠田の口から公に発表することになってしまいました…

当日驚かせてしまった方々、すみません。

今回は昨年末からのことを少し振り返りながら、改めてご報告をさせて頂ければと記事にしました。

昨年からの葛藤

今までの経緯については、おおよそこの記事に書いています。

昨年2月から関わっていたとまり木ホステルの主要メンバーから、今年度いっぱいで離れることにいたしました。数ヶ月間にわたり葛藤してきた日々について共有できたらと思います。

昨年末の段階で『3月いっぱいで運営を離れる』という判断はしていたのですが、そのまま高知へ残るつもりで計画を進めていました。

ただ、いつしか手段や目的が大きくズレてきてしまい、『高知へ残るための手段』を軸に物事を考えている自分に気付き、違和感を抱くようになりました。

「ワクワクや自分に出来る役割、貢献感を持って高知へ来たのに、そんな高知へしがみ付くようなアクションに向かおうとしているんじゃないか…」

「自分が撒いたたくさんの種が実る前に、高知を去ることが『もったいないこと』と思ってしまい、損したくない気持ちで残ろうとしているんじゃないか…」

「とまり木を勝たせるために高知へ来たのに、とまり木に対して主体的になにか関われているか?今後もそれが気持ちよく出来るのだろうか?」

とにかく自身の意思決定に違和感があって、そこと向き合うことをはじめました。

関わり続ける辛さ

Facebook:【ご報告 高知で挑戦していきます】(古川)

「結局、もーりーも俺も残って、何も変わらなかったねー。」

1月頭、スタッフ3人で新年会をしました。

「みんな残ることになって、何も変わらなかったねー」などと口にしていたのですが、関係性や距離感は大きく大きく変化していました。

とまり木の運営から外れて、
とまり木と関わりをもち続けること。

僕だけ運営には関わらず、ヘルパー業務だけを求められる間柄。

わりと(共同代表というような意識もあったほどに)メインに関わっていたつもりだったので、改めて向き合い始めると辛さを伴うものでした。

更に減ったコミュニケーションと増幅する違和感

とまり木がどこへ向かい、
どういう手順を踏もうとしているのか。

直接的に関われない範囲で、知らされたり知らされなかったりする日々。唯一三人で集まって共有するMTGの時間も、「もういらないね」という話になりました。

一般のお客さんと同じレベルでしか、とまり木のことが分からない距離感。

ヘルパーの役割も事前に共有していたので、ある程度そうなる覚悟はあったのですが、元々の関係性のせいもあり、この距離感でいる『疎外感』のようなものに、僕は耐えられませんでした。

この距離感のまま、休日の時間を投資してまで、とまり木と関わりたいという想いにもなれません。

そうなると、スタッフやお客さんと交流する時間も一段と少なくなりました。

以前もブログで書いたとおり、今までも、チームとしての運営方法や共有姿勢に対して『違和感』や『不信感』を持っていたので、「これはもう無理だ」…と、いち早くこの場から去りたいと思うようになりました。

自分の問題と他者の問題

もしかしたら、
まだ何か選択肢が残されているかも。

いち早く去りたいと思いながらも、一時的な感情で暴力的に離れていくのは違うし、直ぐに何かを決断するには早すぎる…

元々引き寄せられるように集まったメンバーだったので、こんな終わりかたにもしたくないし、まだ何かあるかもしれないという、微かな希望的未来も期待していました。

(時間をかけながら向き合いたい。それだけ、自分にとって大切なことだから。)

そして、その一方で、ドロドロとしたものも。

過去と現在を不用意に繋ぎ合せて苦しんだり、起こりもしない未来に漠然とした不安を抱えたり、第三者的目線に立ち、自身の至らない点とも一つ一つ向き合う機会にもなりました。

とまり木の方向性や進路と、
自分の方向性や進路は別もの。

至極当然のことですが、そこを切り分けることができていなかった自分にも気付き、反省しました。

とまり木の選択に依存し続けるのは違うし、僕は僕の方向性や進路ありきで物事を選択しなければなりません。

そもそも自走できる力があれば、組織の決定に人生を左右されることもないはずです。

自分自身の5年間を振り返りながら、これからのキャリア形成についても改めて向き合うほどに、深く深く掘り下げる時間を作りました。

内省の日々

自分自身の言葉を脳から取り出し、
文字を通じて再認識する

『書く瞑想』とも言われているジャーナリングという手法に近いですが、自分自身を内省しながら糸口を探す日々を始めました。

時間を見つけては本屋さんに行き、
気になるタイトルの本に片っ端から触れる…

専門分野ではないのでテクニカルなことは言えませんが、誰かの価値観に触れながら自分自身の価値観に気付くための時間を過ごしました。

一日四冊前後の読書をしばらく続けながら、ジャーナリングを通じて自身の変化や想いに気付いてあげる。

自身のなかでノルマのような設定はなかったですが、書きたくなる日々が続き、少しずつ思考が晴れていきました。

苦しんだ日々のアウトプット

『手段を目的にするべきではない』 Twitterで『手段 目的』と入力すると、今日もたくさんのツイートが溢れている。 … 大晦日の昼下がり、高知のローカルファミレスでランチを済ませていると、偶然にも見覚えのある男性が入店した。高知で出逢った大学の先生だった。 僕を見つけるや否や同じテーブルに腰をおろ...
心が閉じてしまった…。 いくら『あの頃』を懐かしんでも、自分の中にある『わだかまり』は一向に解けない。 それを解く呪文があるなら、早くそれを解いてくれ…誰か…。 こうやってまた一つ、 希望の灯を自らの手で消すのか。 体調不良が続いているせいか、それに引っ張られてメンタルも落ちていくばかり。...
「グルメになることは幸せなのだろうか。」 他の言葉に言い換えるなら『イイモノを知ってしまった状態』…みたいなこと。 例えば、何かを体験するとき、イイモノを知ってしまっていると、知らずと比較をしてしまい、喜びや幸福感が半減してしまうことがある。 もしかするとそれは、無意味な比較、要らぬところを求めてしまう不一致によ...
悩みはどこからやってくる? たいていは、『過去』にあったことを想い返して『怒り』や『悲しみ』の反復をしているか、『未来』に起こりうることを起こりもしない段階で考えて思いつめているか…。 『いま』その瞬間にある悩みも当然あるわけだけど、自分でコントロールできる範囲のことなのか、選択肢をあげたり俯瞰して物事をみて、相対...
「僕はあなたを必要としています。だから…」 相手の想いは一度抜きにして、自分の想いを軸に行動や判断をし続ける。… 捉え方によっては危険かもしれないけど、これができる人をみて「スゴイなぁ」と思うことがある。 自分の想いは自分の想い、相手の想いは相手の想い。 そこに線を引くことはできても、相手の言動に影響を受け...
『目指す理由が幾つかあった方が、人は動くのではないだろうか…』 日本各地旅を長らくしてきて、面白い拠点との出逢いも、そこを通じて得られた気付きも、今では自分の財産になっている。 ローカルでいこう。必ずしもメインストリームが面白いとは限らない。僕にとって『ローカル』は、例えば、そこにしかないアイデンティ...
「正解じゃなくていい。答えを聞きたいんだ。」 旅の日々なんてデタラメだ。正解を生きているなんて思っていない。 ただ、自分自身で考えて、選んで、その答えを生きてきた。 その場その場で答えを出す…そんな姿勢が僕は好きだ。 合っているかなんて分からない。 でも思考できる限り思考して、その上で何かし...
「あの人がこうしたから、自分はこうなったんだ。」 自身の中で『因果関係』を意識しすぎるあまり、何かのせいにしたり、勝手に都合のよい解釈をしてしまうことがある。 1 原因と結果。また、その関係。 2 仏語。前に行った善悪の行為が、それに対応した結果となって現れるとする考え。特に、前世あるいは過去の悪業 (あくご...
「断念するのではなく、違う選択をするために身軽になる。」 『手放す』と『諦める』。 同じような言葉だけど、僕のなかでは違うニュアンスを含んだ言葉である。 手放す … 持っているものを自分の手もとから放す。⇒ Let go of 諦める …とても見込みがない、しかたがないと思い切る。断念する。⇒ g...

https://note.mu/satoshohei

今まで溜めてしまっていた様々な想いを認識し、一度受け入れ、そして言語化し、一つ一つ整理しながら自己を再認識していきました。

区切りをつける

2014年4月に開始した『移動する生き方』は、2019年4月で丸5年を迎えます。

5年間という月日のなか、時代も少しずつ変化をしており、『2019年は移動元年』ともいわれ、5年前に始めたこの生き方が注目され始めているそうです。

2019年は『移動元年』。デュアラーやアドレスホッパーという言葉も登場し、月額制の多拠点居住サービスも増え、移動する生きかたを実践する環境が整ってきました。…ということで、登壇中にお話したサービスをまとめました。

ただ、この生き方についても、一度区切りをつけようと思っています。

また始めることもあるかもしれませんが、一筆書きの延長として無条件に続けるわけではなく、一度ここで終えます。辞めます。

社会に所属しながら生きるということ

2014年当初は、自分の人生を豊かにするために、自分の環境下では得られなかった知見を学ぶために、そんな日々を通じながら僅かでも社会へ貢献するために、様々な場所で様々な取り組みをしてきました。

しかし、投資する時間が大きくなればなるだけ、それを手放すことが難しくなってきました。

幸せになるための知見の一つとして始めたのに、この生きかたを通じて幸せになろうという欲が強くなり、社会のトップランナーとして、今の生きかたを通じて社会的な注目を集めたい…という想いも微かに出てきているのを感じました。

向き合うべき社会的な責任をあと回しにして、自身のライフステージや変化をかえりみずに、自分の可能性ばかりに投資し続けるアンバランスな生き方を、今後も続けていくのか?

社会はそんなに大きく変わることはありません。

ゆっくりと少しずつ、変わっているのか分からない程度に、マジョリティに従って動いていきます。

これから10年くらいかけて、僕らのアクションが社会的価値を構築していくかもしれませんが、自分のライフステージとも向き合うなかで、今からさらに10年、同じような生活を続けたいとは思いませんでした。

どうやって飯を食うかではなく

『自分の人生に責任を持ち、自分を幸せにする生き方と向き合う』

ここと向き合い続けた今の結論は、移動する微住生活 ”だけ” が幸せになる手段ではないということ。

『後戻りできない引き返せない人生を選ぶほど、ここにこだわり、ここに注力したいわけではない』…そんな自分自身の想いにも気づけたので、今回区切りをつけることを選びました。

また、どうやって飯を食うかより、誰と飯を食って、何をするために食う飯なのか…の方が優先順位が高い自分にも改めて気付けました。

仕事という手段だけに求めすぎることなく、もう少し広い視野で、人生のマイプロジェクトと向き合ってみようと思いました。

まぁ、とにかく、

今までの “やり方” を一度手放します。

おわりに

…ということで、今回出た結論も、『とまり木が嫌になったから高知を去る』わけではなく、『高知が嫌いになった』わけでもなく、【自分自身の生き方と改めて向き合った上での選択】です。

今回のようなきっかけがなければ、更にあと回しにしていた部分かもしれないし、自分の人生を妥協したり、誰かの人生にフリーライドするような生き方になっていたかもしれません。

まだまだ未熟な人間なので、このように日々思考して、日々もがいて、やっと絞り出した答えも間違えて…ということを繰り返す “危なっかしい” 人生ですが、一歩一歩自分の生きる道に近付いていきたいと思っています。

そして、自分自身に余裕がない日々になると、周りの人にも気を使えず、殻に閉じこもるように内省をしてしまう自身の未熟さや姿勢とも、今後もしっかりと向き合っていけたらと思っています。

(少しずつ、一歩ずつ成長していきたい。)

それでも高知は好き!!

あれこれありましたが、高知という場所は僕にとって特別で、とても好きな拠点です。

一年という短い期間の滞在でしたが、また帰って来たいなーとも本心で思っています。

ただ、今以上に『自走できるチカラ』を身につけ、『誰かのためではなく自分のため』に、『もう少し長いスパン』を見据えて、今以上に成長した自分で臨みたいと思っています。

3月10日までは、高知市内での滞在、そしてとまり木ホステルとの関わりも続きますので、引き続きよろしくお願いします~!!!

長い記事でしたが、

お読み頂きありがとうございました。

TOMARIGI HOSTEL 宿情報

TOMARIGI HOSTELは、2018年2月15日、高知駅から徒歩15分の菜園場にオープンした新しいゲストハウスです。3つのSNS( Facebook、Instagram、Twitter )と、HPを通じて情報発信をしています。是非フォローよろしくお願いします。

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とまり木ホステルでの日々に関しては、こちらのカテゴリーに蓄積させています。

https://satoshohei.com/tomarigi-hostel/

こちらの記事も是非

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「死んだ気でやれ」とか「死ぬ気でやれ」と表現するのではなく、禅では「大死一番」(先ず死んでこい、死んで生きよ)といったような言い方をする…というのです。
『無駄、無駄でない。役に立つ、役に立たない。その二分法は、自分が死に向かっていくとき、そのまま自分に突きつけられる。』稲垣えみ子「寂しい生活」魂レビュー 佐々木典士さんの記事に学ぶこと。
『旅を通じて体験し続ける生活から一度立ち止まり、今までの日々を編集しながら蓄積させ、自身のオリジナルコンテンツとして再発信する。』自分宛の戒め記事。

▼Facebook:@satoshoheicom

ブログタイトルにある『微住』とは、「移住・定住」と「旅での滞在」の間にあるような、「旅するように暮らす」「暮らすように旅する」をバッグ一つで実現する、前向きな仮暮らし的生活スタイルであり、地域と繋がるソーシャルアクションのことです。

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こちらは、TOMARIGI HOSTELについてまとめたページです。 2018年2月より一年間関わらせて頂いた、高知市...

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名前:佐藤翔平 / 活動:日本のローカルをオウエンする旅人。 【移動する生き方】を実践する中でみえてきた多様な知見を共有しながら、日本各地の人と面白がれる明日を創るべく様々な社会実験をしてきました。 令和元年より、横浜市のBtoB企業で広報を担当しています。 
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