こんにちは。
ローカルをオウエンする旅人 佐藤翔平(@tempurubato_yh)です。
“地域を旅する4年制大学”
めちゃいいと思う!!
学生のうちは、色んな大人に出会って、色んな地域に出会って、色んな働きかたや生きかたを知った方がいい。
そういう意味でも『似たような場所』じゃない地域も入ってくると面白そうだなー。 https://t.co/lTq1OxLgF2
— 佐藤翔平 / 日本微住計画 in高知 (@temporubato_yh) 2018年8月27日
先ずは、クラウドファンディング達成、おめでとうございます!!!!
クラウドファンディングサイト CAMP FIRE で資金調達をしていた本プロジェクト。
1000万円以上のお金を集めることに成功し、これから新しい取り組みがスタートする…スゴい時代ですよねーー面白い。
さとのば大学
約7年におよぶ島根県隠岐郡海士町での島生活で得た経験と、これまでに作ってきた ”都市と地域を結んだ学びの場” での手応えをもとに、“地域を旅する4年制大学”『さとのば大学』をつくります!正解のわからないこの時代に、「自分として、生きる」力を育む新しい大学を、みんなでつくりましょう。 – CAMPFIRE
詳しいプロジェクトの詳細は、本文をみてもらえたらと思いますが、『大学の4年間を1年ごと場所を変えて住みながら学べる仕組み』を作ることを目的としています。
環境を変えながら様々な場所で生活するということ‥
少し自分自身の話を通じて、その魅力に迫っていきたいと思います。
移動する生き方
日本各地を移動しながら生活すること4年。
地元横浜にいるだけでは見れなかった景色を、その土地の人たちと実感しながら過ごす日常。
様々な出会いや学びを通じて、知見の拡張を繰り返してきた自負があります。
最近では『旅する○○』『関係人口』などの言葉と共に、様々な土地を巡ることで得られる学びや知見、その土地で関われることの魅力や喜び、社会的な意味(のようなもの)にフォーカスする活動が増えてきました。
「関係人口」とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域や地域の人々と多様に関わる人々のことを指します。
地方圏は、人口減少・高齢化により、地域づくりの担い手不足という課題に直面していますが、地域によっては若者を中心に、変化を生み出す人材が地域に入り始めており、「関係人口」と呼ばれる地域外の人材が地域づくりの担い手となることが期待されています。
▼詳しい情報や関連記事の深堀りはこちらから
https://satoshohei.com/kankeijinkou-matome/
移住という観点からみれば『どこでも移住』という多拠点移住体験プロジェクトが新たに立ち上がり、関係人口を創出する取り組みとして総務省が『関係人口ポータルサイト』をオープンさせ、様々なエリアで働きながら生活をする『ふるさとワーキングホリデー』という取り組みも注目されています。
僕自身が体現してきた『移動式ゲストハウス House Caravan』や『微住』という概念も、少しずつ理解される時代になってきているのかなぁーと実感しています。
微住とは『移住・定住』と『旅での滞在』の間にあるような、「旅するように暮らす」「暮らすように旅する」をバッグ一つで実現する、前向きな仮暮らし的生活スタイルであり、地域と繋がるソーシャルアクションのことです。
地域と学び
また、僕がいま滞在している高知市には、高知大学 地域協働学部 という学部があり、高知の様々な集落で学生を目にする機会が増えました。
遊びに来てくれた宿泊ゲストの中にも、大正大学 地域創生学部 の子がいましたし、他にも幾つもの『地域系学部』があることも知っています。
地域と関わることで得られる『学び』や『プレイヤー創出』も、これからの時代を考えると必要な視点なのだと思います。
大学の枠を越えた学びを…
僕のように、既存のシステムに頼らず、人との繋がりや関わりの中から、旅をするように様々な地域を住み渡る生活をするのも一つですが、
今回のようにカリキュラムとして仕組み化されていることで、地域へ入るハードルが下がりますし、最低限の学び(?)は保証されていますし、本当に魅力的なプロジェクトだと思います。
一方で、決められた地域、決められた期間、決められたカリキュラムの中から『学び』を得ていくことがベースになるので、『良くも悪くも【オトナたちの色】が出てしまう関わりの中での移動』になってしまうんだろうなぁ…と思ったりもします。
旅でいうなら『パックの旅行プラン』みたいな感じかな‥と。
自由時間はあるけど、ある程度囲ってもらった中で得れる体験なのかなと思います。
また、同じような感度で、同じような取り組みを切磋琢磨している集落間の繋がりになるので、そこに学びを求める学生には面白いと思いますが、『そうでない世間』とは少し遠ざかる仕組みでもあるのかもしれませんね。
(『そうでない世間』が圧倒的多数、その社会で生きていることを忘れてはなりません。)
僕が学生たちと共有したい考えかたの根源は、『様々な場所で、様々な大人と出逢い、様々な生きかたや働きかたに触れること。関わりを持って選択肢を増やすこと。そこから自分の人生を取捨選択していくこと。その力をつけること。』なので、
学校(大学)という枠を飛び出して、旅のような生活を通じて、偶然の出会いの中から学びを感じてもらえたら…と思いますね。
今回は『「自分として、生きる」力を育む新しい大学』がメインコンセプトなので、必ずしも移動することの価値を提唱するものではないのかもしれません。
いずれにしても、本プロジェクトは日本で最先端の取り組みをしている繋がりの中で生まれているプロジェクトといっても過言ではないと思うので、ここと関わることで学べることは多岐に渡るのだと思います。
やぁやぁ言いましたが、面白すぎますし、ここを通じて学びを得た学生と話がしてみたい!!!!
おわりに
『人との出逢いを繰り返す旅。』
少し間違えると可能性コレクターで終わってしまいかねない。
思考整理のために書いた記事に反響頂いている。https://t.co/NnIyOCoB84
関係人口についても近い危機感は感じる。関係を築いた先にあるものとは?
#可能性 #移動 #ソーシャル #微住 #関係人口 pic.twitter.com/S5EG1yZEZw— 佐藤翔平 / 日本微住計画 in高知 (@temporubato_yh) 2018年8月28日
段階的に少し先の話だとは思いますが、僕は様々な場所へ滞在した結果、「関われる地域は多い方がいい」…ということでもない実感があるので、この意識もどこか頭の片隅に残しておくといいと思います。
色んな町に、飛び出せ、若者!!!!
今回紹介したプロジェクト:
こちらの記事も是非にー。
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